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TOPNEW INFO 最新のお知らせ > 私の好きな映画⑫

2021.02.22 : 私の好きな映画⑫


今回は知る人ぞ知る「タクシードライバー」。1976年公開のアメリカ映画で、主演はロバート・デ・ニーロ。翌年アカデミー主演男優賞を受賞しています。監督はマーティン・スコセッシ。映画好きな方ならほぼ観ていると思う名作です。この監督はニューヨークを舞台にし、主人公が精神的に病んでおり、社会に受け入れられることを望んでいるといったテーマが多いのが特徴です。
ニューヨークのタクシー運転手のトラビス(ロバート・デ・ニーロ)は、ベトナム戦争帰りの元海兵隊。やや社交性に欠け、不眠症を患いながら、深い闇に包まれたマンハッタンを当てもなく運転するという孤独な日々を送っていた。ある日大統領候補の選挙運動員ベッツィ(シビル・シェパード)に心を惹かれる。だが、デートは失敗。

心はますます荒んで行く一方であった。そんな折、トラビスのタクシーに突如幼い少女が逃げ込んできた。その後偶然その少女と出会う。少女はアイリス(ジョディ・フォスター)という名の学校にも行かない生活を送る13歳の売春婦だった。

トラビスは足を洗って学校に行くようアイリスを説得する。使命を感じ、アイリスのいる売春宿に向かったのだが・・・。やがて闇ルートから手に入れた銃を手に入れたトラビスは自己鍛錬を始めるが、そんな彼の胸中に一つの計画が沸き上がる。

ニューヨークの夜を走る1人のタクシードライバーを主人公に、現代都市に潜む狂気と混乱を描いた作品。世界の不浄さへのいらだちを見事に表現しています。トラビスの強烈な個性は、70年代を代表する屈折したヒーロー像となったそう。
本作はテーマ曲がとても映画に溶け込んでいます。 「サイコ」や「めまい」などヒッチコック映画を手掛ける映画音楽の巨匠バーナード・ハーマンの音楽も印象的で遺作ともなった作品です。ハーマンの死去は最後のレコーディング・セッションが終了して12時間後だったそうです。

特にトム・スコットのアルトサックスが冴えわたっていて、都会の乾いた寂しさを実にうまく表現しています。この曲が聴きたいがためにこの映画を観ることもあります。

デ・ニーロは役柄になりきるために、まずはタクシー免許を取得して実際にニューヨークの街を流したそう。当時イタリアで「1900年」の撮影中にもかかわらず、内面からの役作りのためにわざわざ行き来していたんだとか。また、ジョディ・フォスターも実際の境遇にいる女の子と交流を通じてリアルな演技をし、アカデミー助演女優賞にノミネートされて一躍有名になったんだとか。
少し前に公開された映画「ジョーカー」は好きな作品ですが、監督のトッド・フィリップスはこの「タクシードライバー」を参考にしたそうです。

オマージュは勿論のこと、デ・ニーロが両作に出演し、それぞれが狂気へのプロセスを重視しています。「ジョーカー」でアーサーが鏡を見てメイクをする場面と、トラビスが同じく鏡に映った自分をみて「you talkin’ to me?」(俺に用か?)という場面が、40年以上の時を経て受け継がれているようにみえます。因みに「ジョーカー」に影響を与えた本作の監督スコセッシは個人的な理由で「ジョーカー」のプロデュースを辞退しています。理由は「コミックのキャラクターを発展させる、(コミック映画を)抽象的な芸術へ発展させるという点で、新たなステップに進めるかどうかわからなった」からだそうです。ただ、「ジョーカー」については「脚本が非常によくできていることは分かっていたし、非常にエネルギッシュで、ホアキン・フェニックスも素晴らしい。見事な作品ですよね。」と絶賛しています。「ジョーカー」好きなら是非「タクシードライバー」は好きになるはずです。映画全体の鬱々とした空気感が類似していますから。それにしてもデ・ニーロはいつ何をやらかすかわからない役がピッタリですね。「いやぁ、映画って本当にいいもんですね。」



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