WEB予約
初診予約※初診限定

初診の方は、下記よりご予約を
承ります。表示される予約表の
空き時間をご確認の上、お申し込みください。


初診限定予約フォーム
コールバック予約

初診以外、二度目からの患者様は下記フォームから、ご予約を承ります。当院で空き時間を確認後、折り返しのご連絡をいたします。


コールバック予約フォーム





一般歯科


当クリニックでは最新の診断機器を使用して、「痛くなく、極力歯を削らずに長期間安定する治療」を心がけております。

一般歯科は、むし歯の治療、歯周病の治療、入れ歯の治療などをいいますが、ここではむし歯の治療についてご説明いたします。

虫歯の治療というと多くの方が一度は経験し、憂うつな気持ちになったことがあると思います。しかし、どうして虫歯になるのか、治療にはどんな方法があるのかについては意外と知られていないようです。また使用する材質も様々です。一番大切なことは虫歯にならないよう、定期健診をしっかりと受け、毎日ご自分でしっかりブラッシングを行うことです。

歯の構造

まずは歯の構造を見てみましょう。歯は、硬い1つの塊で出来ているわけではなく、3層構造になっています。前歯も奥歯も歯の形は違っていても、構造は同じです。

■エナメル質
人体の中で最も硬い組織で、歯の頭の部分だけを包み込むようなっています。
■象牙質
歯の頭の表面はエナメル質で覆われ、根の表面はセメント質で覆われていますが、それ以外の歯の内部すべて象牙質で出来ています。
■セメント質
根の表面だけを覆っているのがセメント質で、歯茎に隠れているため、通常見かけることはあまりありません。
虫歯の深さが、内部の歯の神経の部分に接近すればするほど、痛みやしみるなどの症状が現れます。奥歯のように歯に厚みがあるほど症状が現れるまでに時間がかかります。
注意が必要なのは、歯と歯茎の境目付近の虫歯。この場所は前歯や奥歯にかかわらず比較的神経に近いので、虫歯が浅くても歯の神経がダメになりやすいので要注意です。

虫歯になるメカニズムとは?

歯の表面に粘着した虫歯菌の塊をプラーク(バイオフィルム)、これが食事のたびに栄養を取り込んで、酸を放出します。
放出された酸が「エナメル質」内部に浸透して歯を溶かし(脱灰)、硬い歯がまるで豆腐のように柔らかくなります。この歯が柔らかくなった部分を一般的に「虫歯」と呼ぶのです。そこに虫歯菌が侵入して、さらに内部への穴の連鎖が続いていきます。これが、虫歯ができて、深く進行していくメカニズムです。

虫歯治療は、まず表面的な大きさや位置によって、段階的に治療方法が選択されます。さらに深さによって、歯の神経を取る、取らないといった判断が行なわれます。小さくて浅い虫歯ほど、修復には有利となります。

虫歯の進行について

虫歯の分類と治療法

虫歯はエナメル質を溶かすところから始まるので、初期のころから痛むことはありません。ここには神経が通っていないからです。虫歯の進行はC1からC4に分かれ、エナメル質にとどまる段階はC1に当たります。
*Cというのは英語で虫歯をさすCariesの頭文字をとったものです。

代表的な3つの虫歯治療法

1.充填法:樹脂などで詰める (主に小さな虫歯)
小さな虫歯は、削り取った後、すぐに樹脂などで穴を塞げば治療が終わります。歯を元の形に整えて、光などを当てて樹脂を固めます。治療が1回で済むので、通院の負担もかかりません。

2.インレー:型を取って、嵌め込む (主に中程度の虫歯)
中程度の虫歯は少し深く削るので、樹脂で塞ぐだけでは済みません。一度歯の型を取って、虫歯を削った部分にピッタリと収まる物を作ります。材質は金属や樹脂などです。型はすぐにはできないので、治療には最低2回程度かかります。

3.クラウン:歯に金属などを被せる (大きな虫歯・深い虫歯)
大きな虫歯や深い虫歯の場合、歯と歯がぶつかり合う際の力に耐えるようにするため、虫歯の箇所以外に歯の周囲も削って被せることになります。2と同じく一度型を取りますが、歯に丸ごとかぶせる、被せ物を作ることになります。治療には数回通う必要があります。

虫歯の治療は、この3種類のいずれかになることがほとんどです。

保険・自費の詰め物・被せ物の違いについて

本来歯は白いため、歯に使う詰め物や被せ物は、なるべく目立たない方がいいですよね。保険の範囲内の被せ物などは、虫歯を取ってそのままというわけにはいきませんので基本的に機能を回復することのみに重点が置かれているため、治療費のご負担は少ないですが、お口を開けたときにギラギラ光る銀色の金属だったり、サビやすかったり、硬すぎて相手の歯をやや傷つけてしまったり、耐久性にやや弱い材質が経年的にこすれていって治療した跡が徐々にに目立ってきたり、などの欠点があります。しかし、より自然に近い歯を取り戻したい、長期的に安定する治療をうけたいという場合は、健康保険が適応されない自費負担で、使用する材質のグレードを上げることもできます。金属アレルギーの報告の増加の伴い、現在はメタルフリーといってお口の中に金属を使用せずに治療することが普及しています。

自費負担になる主な材質は、次の3つです。

■ セラミック
保険適応では、銀歯になってしまう被せ物も、自費負担でセラミックを使用することで、目立たない自然の歯のような仕上がりにすることができます。さらに年数が経過しても変色せず、耐久性にも優れています。銀歯のようにサビにくいので、プラーク(細菌)も付着しにくく、二次虫歯のリスクも軽減します。
現在では、セラミックにジルコニア(人工ダイヤモンド)を配合した、硬くて強度のあるセラミックで治療するケースも増えています。それまでのセラミックは、脆いため衝撃に弱く、まれに欠けたり割れたりすることもありました。この欠点を改善したのが、ジルコニア配合セラミックです。金属並みの強度をもち、衝撃にも強いといわれ、それまで不可能であった治療への応用範囲が広がりました。

たとえばブリッジ(歯のない部分の両端の歯を被せて連結する治療で)それまではまず金属のフレームを作ってからセラミックでカバーして、金属を目立たないようにしていましたが、ジルコニア配合セラミックでは、金属をまったく使用せず、セラミックのみで作ることができるようになりました。金属を使用しないことは、見た目の更なる審美性の向上や、金属アレルギーの心配がないなどの多くのメリットがあります。

■ ハイブリッドセラミック
セラミックの成分と樹脂を混ぜ合わせたようなタイプで、白い色をしています。インレー(型を取った後ピッタリ嵌め込むタイプ)では、保険適応では、銀色の金属が歯に埋め込まれたようになりますが、これを使用すると、歯と同じような色になるため、目立たなくすることが出来ます。オールセラミックよりはご負担が少なくなります。

■ ゴールド
実は歯科で使用する材質で審美性を除いて、機能面で最も長期安定する材質は、金合金です。金属でも銀歯のように金属アレルギーも起こしにくく、歯と同じような熱膨張係数のため、食事などの温度変化が口の中で起こっても、歯に負担が掛かりません。さらに歯と硬さが近いため、経年的な使用に伴い歯と同じように磨耗してくれます。そのためお口の中でギャップを生じにくくなり、咬み合わせに負担を与えにくいという大きなメリットがあります。今でもその優れた機能性は多くの歯科医師に支持されています。

その他、歯に使う材料だけでなく、より精度を追求したり、特別な技術で治療を行なう場合には、健康保険の適応外で自費診療になることがあります。

当院では確実なむし歯の診断、過剰な切削を防止するためダイアグノデントを使用しております。
ダイアグノデントとは、 従来歯科医の視覚・触覚・聴覚のみに頼っていた虫歯の診断を、レーザー光線を使い歯の質の変化を測定し、具体的な数値をもって正確に行うものです。

視診やレントゲン撮影で見落とされていた小さな虫歯も発見できます。また、従来の方法である探針による触診は、
 ・部分によっては正確な状態把握が難しい
 ・針による歯面破壊や再石灰化障害を生む可能性がある
といった問題もありましたが、ダイグノデントは、そうした問題をクリアしてくれています。また、う蝕検知液(むし歯の部分を染める液体)のみに頼るとむし歯以外の部分も染まるため、やや過剰な切削の危険もあります。


ページTOPへ