以下、日常でよく行うご病気・治療について簡単にご説明します。
1.骨に埋まった親知らずの抜歯
骨に埋まった親知らずは周りの歯ぐきを腫れさせたり、歯並びに影響したり、手前の歯に悪影響を及ぼすなど色々な悪さをします。ただし、通常の抜歯とは異なり、歯ぐきを切開し、骨を削ったり、引っかかった歯を分割したりする必要があります。
お口のトラブルは親知らずに起因することが多く、よほどの場合を除き抜歯することをお勧めしております。当院院長は長年の口腔外科経験があり多くの症例を経験しておりますので是非ご相談下さい。
2.顎関節症
お口がスムーズに開かなくて痛い、カクカクする、などといった顎関節症(がくかんせつしょう)も口腔外科で扱う病気です。あごの関節自体に異常がある場合や筋肉に異常がある場合など初めの診断が重要となります。
3.嚢胞性疾患
嚢胞とは体の中にできる袋の病気をいいます。口腔・顎・顔面領域では比較的多く生じる病気です。歯が原因でできる歯原性のものと、そうでない非歯原性のものに大別します。日常多くみられるものには歯根嚢胞という歯の根の先に膿を貯めた袋が顎の骨の中で大きくなっていく病気や、また繰り返し唇に腫れを認めた場合には粘液嚢胞という病気の場合が多いです。嚢胞は自然に消えることはなく手術して摘出しなければなりません。大きさによって適切な関連専門医療機関をご紹介します。
4. 口腔腫瘍
お口の中にも様々なできものが発症します。口腔ガンなどは直接みえるため、一般の診療所でも比較的発見されやすいご病気です。最近は全国的にも積極的に口腔ガン検診を実施し早期発見に努めております。適切な関連専門医療機関をご紹介します。