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TOPNEW INFO 最新のお知らせ > インプラントにおける上顎洞底挙上術②-サイナスリフト-

2012.08.06 : インプラントにおける上顎洞底挙上術②-サイナスリフト-

前回は上顎洞底挙上術のうち歯槽頂アプローチ(ソケットリフト)について書きましたが、今回は側方アプローチ(サイナスリフト)についてです。
上顎洞底骨の骨高径が5mmに満たない部位にインプラントを埋入して長期間の安定を得るためには側方アプローチによる骨造成が必要となります。歯槽頂アプローチはインプラント埋入部位からアプローチできますが、側方アプローチでは骨を開窓する必要があります。骨の一部を開けることを開窓といいますが、骨開窓にはTrap door method(開窓した部分の骨壁を洞粘膜から剥がさずそのままにして、骨壁を剥離した洞粘膜と共に天井壁とする方法)と、Wall off method(開窓した部分の骨壁を洞粘膜から剥離し、自家骨や骨補填材料填入後の開窓部を剥離した骨壁にて閉鎖する方法)があります。
当院では主にTrap door methodで行っております。

ラテラルアプローチサイナスリフトは、①歯ぐきの切開剥離②骨開窓③洞粘膜(シュナイダー膜)剥離・挙上④自家骨(患者さんご本人の骨)や骨補填材料(骨に代わる材料)填入⑤縫合の手順で行われます。この症例は先にサイナスリフトのみを行い、後にインプラントの埋入を行う2回法です。同時に埋入する場合は1回法といいいます。
インプラントをサイナスリフトと同時に埋入できるかの基準は初期固定によります。
初期固定とはインプラントを埋入する時に必要とされる力の大きさのことで、弱すぎても緻密で硬い二次骨が周りにできず、強すぎると圧迫により骨が壊死してインプラントが骨につきません。
また洞底骨の厚みは4~5㎜必要です。
同時埋入(1回法)では10~12ヶ月後に2次手術をし、2回法ではサイナスリフト後6ヶ月間経過してからインプラントを埋入しています。
                     院長 髙木謙一



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