去る11月4日に「アストラテックインプラントシステムジャパンミーティング2012」が都市センターホテルで開催されました。
当院でも採用しているインプラントシステムです。現在は従来のアストラテックインプラントのマイクロラフネスのTioblast表面にフッ素を処理することで早期骨治癒を刺激し、骨治癒のプロセスを早める「OsseoSpeedオッセオスピード」に改良されたことで骨とインプラントの結合が早くなりました。
本来チタンは酸素と反応しやすく、すぐに酸化膜が形成されてしまうため、骨とインプラント表面の結合は「イオン結合」となるとされておりましたが、インプラント表面にフッ素を処理することで酸化膜をとばし、骨とインプラント表面にすばやく、そしてより強固な「共有結合」を誘導することが可能になったのです。治療期間の短縮はインプラント治療を受けられる患者さんにとって大きなメリットとなることは言うまでもありません。
講演ではアイオワ大学(アメリカ)のClark M.Stanford先生、南カリフォルニア大学(アメリカ)のHomayoun Zadeh先生、ゲント大学(ベルギー)のHugo De Bruyn先生など世界のインプラントロジーを代表する著明な先生方の講演で会場は埋め尽くされました。
講演終了後のカクテルパーティーにて。ペリオセッションで座長をお勤めになられた東京歯科大学臨床教授・アメリカ歯周病認定医のご高名な二階堂雅彦先生と。
当院ではオッセオスピードインプラントを使用することで、治療期間の短縮に努めております。期間の短縮に加えて「より良いインプラント手術の時期・術式の診断」、「低侵襲な外科手術」、「審美的な上部構造物の作製・細かな咬合診査」、「長期安定のためのメインテナンス」においても自信をもってご提供しております。インプラントをお考えの方はお気軽にご相談下さい。
院長 髙木謙一