こんにちは。スタッフの清水です。
先日“梅雨入り”が宣言されましたが、雨も降らずいいお天気続きですね。
日中は暖かいというよりむしろ暑いくらいで、もう夏がきてしまったような気分です♪
さて話は変わりますが・・
皆さまは、外食した際にテーブルが拭かれていなかったり、洗ってない食器に料理が盛られていたり、
また、前のお客さんが使ったお箸やスプーンを使って食事をすることなど考えられますか???
答えはもちろん 「考 え ら れ ま せ ん!」 ですよね。
歯科医院において『完全滅菌消毒』をしないということは、それよりもっと不潔で危険なことなのです。
(血液や唾液などの体液が付着することが多いからです。)
当院では、安心して治療を受けていただくために院内感染予防(滅菌消毒システム)を徹底しております。
まず、紙コップやエプロンなど滅菌できないものは、患者様ごとに使い捨てのディスポーザブルです。
毎回新しいものをご用意し、お使いいただいています。
使用された器具は、「水洗・洗浄」 → 「 薬液浸漬 」 → 「超音波洗浄」 → 「オートクレーブ(高圧蒸気)滅菌器 」を行いて、次に使用するまでの間、「紫外線保管庫に保管」されます。
先ほどから「滅菌」というコトバを使っていますが、「滅菌」は「殺菌」や「消毒」などと何が違うの?
と思った方はいらっしゃいませんでしたか?
「滅菌」 「殺菌」 「消毒」について簡単にご説明します。
滅菌:細菌やウィルスなどの微生物を有害・無害を問わず“全て”死滅させること。
殺菌:菌を殺す、という行為そのもののこと。
消毒:細菌の量を減らしたり、一定レベルの細菌を死滅させたりすること。
皆さまもご存じかと思いますが、消毒にはアルコールを使用します。
70度以上のアルコールで細菌を減らしたり、一定レベルの細菌を死滅させたります。
滅菌には一般的に『オートクレーブ』という滅菌専用の機械を使用します。
器具に付着した微生物が滅菌機のなかで130℃以上の高温な蒸気にさらされることによって
微生物を構成しているタンパク質が変化を起こし、死滅します。
器具やスタッフ自身の感染対策予防はもちろんのこと、スリッパや診察室も患者様ごとに消毒・殺菌し
常に清潔な状態を保てるようにしています。
診療終了後にはバキューム、排水パイプ、スピットンなども薬液を使用して洗浄します。
このようにして、院内の感染予防対策を徹底しております。
ご自身の目で直接見て確認できないことなので、ご不安がある方もいらっしゃるかと思います。
患者様の目に届かないことだからこそ、「より安心して治療を受けていただけるよう」に当院では今後も感染予防や衛生管理を徹底的に行ってまいります。
スタッフ 清水美咲