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TOPNEW INFO 最新のお知らせ > 「取り外しの入れ歯」も、「歯を削るブリッジ」にもしたくない!

2013.10.29 : 「取り外しの入れ歯」も、「歯を削るブリッジ」にもしたくない!

院長の髙木です。インプラント手術が続いています。

本日のオペは右上6部にソケットリフトを併用した1本埋入でした。このケースはもともと右上6部が欠損し、「延長ブリッジ」が装着されていました。
右側の上下の被せ物が噛みあっていない(接触していない)ことが原因で、左側だけで噛むようになってしまっていたため、左側の被せ物が頻繁に外れるようになっていました。右側の噛み合わせの改善を図るため、「延長ブリッジ」から「インプラント」に切り替える症例です。
ブリッジは前後の土台合わせて3本以上を繋げるため作製の際には歯を削ることに対しての抵抗感も大きくなる傾向にあります。
それを解消するため削る量を少なくするインレーブリッジ(前後の土台を被せずにはめ込むタイプで対応)や、接着性ブリッジ(前後の土台に欠損している部分のみのダミーの歯を接着剤で固定する)などもありますが、審美的にはやや優れていても耐久性においては良い方法とはいえません
完全に被せる場合に比べて短い期間で外れてしまうケースも多いことがいえます。

インレーブリッジが外れたまま長期間放置されたケース(長期間の放置により歯の大きな傾斜移動が生じていています)。
歯は毎日噛む力で押されて動いていますので固定する部分の小さいものは捩れや引っ張りの力を繰り返し受けて最終的には外れてきます
実際片側だけが外れているケースをよく経験します。ブリッジでは「ブラッシングなどの清掃面の維持管理」と同様に、「噛み合わせの力の問題が大きく関係している」ことは良く知っておいた方がいいでしょう。
ましてや今回のこの「延長ブリッジ(Extension Bridge)、いわゆるカンチレバー」というものは通常の両側で支えられるブリッジと異なり、支台となる歯の一番端がダミーとなっている特殊なブリッジです。土台の歯が短い期間でダメになりやすい方法です。

さて、本日のオペでは欠損部分の骨幅は全く問題なく、高さはやや足りないもののソケットリフトで問題なく対応できる容易なケースでした。当初からインプラントを受けていたら、土台となる歯が「削られること」も「連結されること」も必要もなかった訳です。欠損部の治療方法の選択肢の説明において、現在ではインプラントは不可欠であり、インプラントを治療に積極的に取り入れている医療機関は噛み合わせなどトータルにおいて治療レベルが高いことがいえます。
当院ではソケットリフト時の際、骨補填材料は「セラソルブM」を使用しています。これは「歯科領域で初めて認可されたβ-TCP」です。完全な人工骨補填材ですので、動物由来等の材料を使用するリスク(免疫反応、感染、アレルギー反応)に触れることもなく、自家骨を採取する必要もないため患者様に安心してご説明できます。β-TCPとはβ-リン酸三カルシウムのことで、カルシウムのリン酸塩の粉末を加圧して、焼成されたものを主成分としたものです。生体吸収性(Bioresorbable)材料であり、生体親和性に優れ、骨組織と一体化する生物学的な特徴をもつアパタイトセラミックスの一つです。

当院でインプラントを希望される方がどんどん増えてきております。本日は数か月前に上顎に6本インプラントを埋入した方の上部構造物の印象採得も控えています。
当院ではインプラント専用手術室、高性能な機材、徹底した滅菌管理など万全な体制を整えております。
歯を喪失された部分に「取り外しの入れ歯」も「歯を削るブリッジ」もしたくないとお考えの方是非ご相談下さい。
                                 院長 髙木謙一



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