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TOPNEW INFO 最新のお知らせ > フッ化物について

2015.10.21 : フッ化物について

今回は「フッ化物」についてご説明します。
効果的なフッ化物の応用の原則は「低濃度」を「高頻度」であるといわれています
当院でも行っていますが、歯科医院では定期検診時に高濃度のフッ化物を歯面に塗布することもありますが、それだけで
は十分といえません。
低濃度・高頻度を達成するためには、家庭での継続的なフッ化物応用が大切です。

フッ化物が歯を強くするしくみについては、全身への作用と局所への作用に分けられます。

局所応用では、フッ化物は歯の表面に作用します。唾液とプラーク中に供給された低濃度のフッ化物は、脱灰を抑えて、再石灰化を促進します。
一方、全身応用では、フッ化物は血液を介して体内に取り込まれ、歯の萌出前の期間には、歯の構造の一部となり、歯質
の強化につながります。また、体に取り込まれたフッ化物は、血液から唾液を介して局所的にも作用しますが、この作用は生涯続きます。
もう少し詳しくご説明すると、1950年までは、フッ化物の作用は全身的、あるいは歯の萌出前にはたらくと信じられていました。
その後の研究により、低濃度フッ化物イオンが、歯の表面や結晶周辺に存在し、脱灰を抑制し、再石灰化を促進することが判明
しました。ただし、口腔内でその効果を発揮するためには、フッ化物イオン濃度が最低でも0.03~0.5ppmは必要と考えられています。
ところが、生理的な唾液中の濃度は0.02ppm未満です。
この足りない濃度を補うのがフッ化物応用の目的で、そのためには「低濃度」を「高頻度」に応用するのが大切です。

局所応用
1.フッ化物配合歯磨き粉

2.フッ化物洗口

3.フッ化物歯面塗布

全身作用
1.水道水フロリデーション
2.食塩・牛乳のフッ化物濃度調整
3.フッ化物錠剤、液剤(ドロップ)

「フッ化物の安全性」についてですが、フッ化物は、自然界では他の元素と化学結合し、フッ化物として地殻、土壌、海水、大気中に存在します。土壌中には280ppm、海水中には約1.3ppmのフッ化物が含まれていて、濃度の違いはあれども、地球上の水、すべての食べ物や飲み物には必ずフッ素が含まれています。
フッ化物は身近な食品にも含まれていますので参考にして下さい。
塩 25.9ppm
海草 9.1ppm
貝 2.0ppm
ビール 0.8ppm
紅茶 0.5~1.0ppm
緑茶 0.3~1.3ppm
エビ(身)0.6ppm
みそ 0.4ppm
イワシ(身)0.2ppm
牛肉 0.07ppm
砂糖 0.07ppm
みかん 0.05ppm
にんじん 0.04ppm
大根 0.04ppm
ジャガイモ 0.02ppm

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1945年にグランドラピッズで、初めて水道水フロリデーションが実施されて以来、あらゆる角度から継続的に調査・研究が積み重ねられてきました。

地球上の水の中には必ずフッ化物が含まれていますが、その濃度はまちまちです。あるとき、フッ化物濃度1ppm程度の水で暮らす地域の住民にはう蝕が少ないということが発見され、飲料水にはう蝕予防に効果的なフッ化物濃度があるとわかりました。その考えから生まれたのが、適正なフッ化物の天然水、あるいは適正な濃度になるよう浄水場で調整した水道水を利用した「水道水フロリデーション」です。2012年の報告では、米国、オーストラリア、カナダ、韓国など54か国以上、4億4000万人が、水道水フロリデーションの恩恵を受けています。

ちなみに人口の50%以上がフロリデーションの恩恵を受けている国は
シンガポール・香港 100%
ブルネイ         95%
ガボン          86%
オーストラリア      80%
マレーシア        75.5%
アイルランド       73%
イスラエル・チリ    70%
アメリカ合衆国      66%
ニュージーランド     61%

わが国では現在でも、20歳で90%以上の人がう蝕になり、80歳以上の高齢者で約30%の人が歯をすべて失っています。
QOL(生活の質)の低下の大きな要因の一つにう蝕があることは明らかです。
水道水フロリデーションのデータがこの先蓄積されていき、いつか日本でも導入されてほしいと考えています。フッ化物という有益なものを十分に利用しなかったために虫歯を発症するというのはもったいないことです。

当院でも歯科医師、歯科衛生士がくわしくフッ化物について説明しております。
また、世田谷区の検診事業のひとつとしてフッ素塗布もおこなっております。
お気軽にご相談下さい。



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