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TOPNEW INFO 最新のお知らせ > 年明け早々からインプラント手術

2019.01.22 : 年明け早々からインプラント手術

院長の髙木です。
新年早々からインプラント手術を行いました。
この日は朝一から下口唇粘液嚢胞摘出、親知らずの抜歯、インプラント手術と1日中オペしていました。

正直に言うと手術よりもその準備の方が大変です。
当院では現在まで多くのインプラント治療を行っておりますが、どんなに簡単だと思われる手術でも、常にありとあらゆるリスクを考慮して慎重に診断、治療を行っているため、幸い一度もトラブルが生じたことはありません。ただし、インプラントに限らず、手術に完璧はありません。インプラントの成功率は上あごで94~95%、下あごで97~98%といわれています。しかし、それは海外の経験豊富な先生のデーターです。そんな先生でもこの数字なのです。
当院でインプラント治療を受けられる方は大体骨の量が足りないため、そのままではインプラントが埋入できない、いわゆる難症例がほとんどです。昨年から上顎洞底拳上術を併用した手術が連続していました。



ソケットリフトを併用したケース。

左上ブリッジの奥の支台の歯が重度の虫歯で抜歯になりました。


ソケットリフトを併用したケース。

取り外しの入れ歯に抵抗があり、20年ほど上顎の両側の奥歯が喪失したままでした。そのため前歯の突き上げが生じていました。
ほとんど骨が無くなっていました。


サイナスリフトを併用したケース。

今回は久しぶりに併用手術が必要ないシンプルな埋入手術でした。

ブリッジの支台となっていた歯がダメになり、抜歯後に部分入れ歯を装着しましたが、違和感に我慢できず、インプラント治療となりました。シンプルな手術といっても、色々と術前にシュミレーションしておきます。この場合後方の部位は歯がない期間が長かったため、「骨が硬い」ことが想定され、タップ切りが重要になります。最終径のインプラント形成窩はインプラント体と血液をからめるため、洗浄しないという先生もいますが、骨屑が残留していると窩洞を狭くし、周囲が硬い骨質であることと相俟って、インプラント体が埋入途中で停止し動きがとれなくなる原因になることがあります。もし、規定のドリリング操作が確実であれば、50Ncm程度を上限としたトルクでのエンジン埋入が可能ですが、骨の抵抗が大きく埋入しきれない場合は、手用レンチでさらにトルクをかけて埋入することもあります。それでも骨の抵抗が大きな場合は、インプラント体が埋入途中で完全に動じなくなる前に、インプラント体を逆回転させて一時撤去し、タップを切ってから再度埋入します。
硬い骨質を想定していたため、その対応によってフレンジトップがしっかりと歯槽堤の形態に合致しました。
アストラテックインプラントオッセオスピードTX5.0mmを2本埋入。
このインプラントシステムは1985年から開発に取り組み、現在その研究開発と長期安定性は世界中で高い評価を得ています。
フィクスチャーとアバットメントの連結の時、円錐状にデザインされたアバットメントの下底部がフィクスチャー内部で連結することで咬合力が理想的に分散され連結部の強度が高くなります。フィクスチャーの上部には微小なネジ加工を施し、骨にかかる力を分散、骨縁部の組織再生を促すといった特徴があり、当院ではよく使用するインプラントシステムです。

歯が抜けたあとに、サメのようにもう一度自分の歯が生えてきたら・・一番いいんですけどね。



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