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TOPNEW INFO 最新のお知らせ > 下関ふぐ旅行

2019.02.25 : 下関ふぐ旅行

院長の髙木です。
2月が旬の魚というと・・・あんこう、金目鯛、鰆、タラ、平目、ブリなんかが思いつきますが、なんといっても冬の味覚の王様といえば、
ふぐ(河豚)。
そしてふぐといえば下関。
そんなことで2月23日・24日と歯科医師会の先生方と山口県下関市に行ってまいりました。
今回の旅の目的はただひとつ「本場のふぐ」を「一番美味しい時期に食べる」ことです。
羽田から福岡まで飛行機に乗り、門司港から車で下関に。

関門海峡に到着。

関門トンネル人道入口。

全長3461.4m、昭和33年3月9日に開通。しばらく歩きます。

県境地点です。

源平合戦の最後の舞台となった壇ノ浦に面し、国道9号と関門海峡に挟まれた場所にある「みもすそ川公園」に到着。

公園前に広がる海は関門海峡の一番狭まったところで「早鞆の瀬戸」といわれ、潮の流れが速く、潮流の変化が激しい海の難所だそうです。


ふぐは2日目に食べる予定で、初日の夕食は「あじひろ」さん。

お造りから。「いか」はさすが下関だけあって美味しかったですね。

くじらの町でもある下関市。「ふぐ」「うに」「くじら」「あんこう」「いか」が水産物5大ブランド。

はまぐりのお吸い物。美味しい・・。

牡蠣に鰻に白子。すべて昆布蒸しされているそう。

高級魚「のどぐろ」の煮付け。山口ではムツと呼ぶそうです。

お肉も美味しかったです。



山口県といえば「獺祭」が有名ですが、こちら「東洋美人」も今や入手困難なお酒。まさにアジアンビューティー。「直汲み生」に久しぶりに絶賛しました。

鳥取県の日本酒「こなき純米」。辛口ですね。

初めて飲んだ「貴」。酒造は山口県宇部市。全国的に注目されている日本酒ですね。

初日から大満足でした。鮮度も味も文句なしの星3つです。下関に行かれる機会がありましたら是非おすすめしたいお店です。メニューはないそうです。
あじひろ
山口県下関市田中町3-11
TEL083-222-7373

2日目。
昼食のふぐに備えて朝食はホテルで軽くすませた後、少しブラブラ。

床屋発祥の地碑。
鎌倉時代の中期、亀山天皇に仕えていた京都御所の北面の武士「従五位ノ下北小路蔵人頭・藤原基晴」は、宝刀紛失の責任をとってその職を辞し、三男「采女之亮政之」を連れて宝刀探索のため、当蒙古襲来で風雲急を告げていた長門国下関に下った。采女之亮は、新羅人の髪結職からその技術を学び、我が国初の結髪所を開き往来の武士や金持ちを客として生計を立て、宝刀の探索を継続していた。その髪結所の奥には、亀山天皇と藤原家祖先を祀る立派な床の間(とこの祭壇)があり、いつとはなしに「床の間のある店」と呼ばれ、転じて「床場」、さらに「床屋」という屋号で呼ばれるようになり、下関から全国へ「床屋」が広まったそうです。
恥ずかしながら知りませんでした。

こちらは赤間神社。
源平壇之浦の合戦に敗れ、わずか8歳で関門海峡に入水した安徳天皇を祀る。鮮やかな竜宮造りの水天門は「海の中にも都がある」という二位の尼の願いを映したものともいわれるそうでうす。

境内にある小泉八雲の怪談で有名な「耳なし芳一」の芳一堂。この左に平家一門のお墓があります。


さて今回の旅のメインイベントへ。「ふぐ処 さかい」。
ふぐを知り尽くす創業80余年の老舗ふぐ問屋が営むふぐ専門店。

「ふぐ刺し」きました~!3日前にとれたという天然の「とらふぐ」。その日にとれたから美味しいというものではなく、ふぐを〆てから布を被せて2日~2日半ねかせることで肉が熟成されるそうです。これぞ至高のグルメですね。
九条ネギを改良したというオリジナルの「ネギ」に「もみじおろし」、ナツダイダイを絞ってつくられる自家製の「ふぐポン酢」でいただきました。
絵皿に盛られるのはふぐ刺しの透けるような薄さを強調するという意図と、ふぐ刺しの豪華さを際立たせるという二つの要素があるそうです。
これはもう一種の芸術品ですね。
言葉にできない美味しさ。永遠に食べていたい・・・
湯引きも最高に美味しかったですね。


続いてはとらふぐの「白子」。
濃厚な味わいと希少性の高さゆえ「海の宝石」とも呼ばれるほど。他の白子と比べても特にクリーミーな味わい。とらふぐの産卵期にあたる1~3月頃は、とらふぐの旬とも重なるため、冬のふぐ料理の中でもとらふぐの白子は目玉料理の一つとして親しまれているんですね。正に今が旬!

この大きさですよ。

ヒレ酒登場~!


こんなに美味しいヒレ酒に出会ったのは初めてです。

今や下関を代表する民芸品のひとつとなった「ふぐ提灯」はこちらで考案されたそうです。女将が色々説明して下さいました。

「ふぐ食解禁130周年」に下関のPRのために起用された鈴木福くん。
下関市では、ふぐのことを「福」にかけて「フク」と呼ぶことがあるんだそう。
ちなみに日本ではふぐは縄文時代から食べられていましたが、豊臣秀吉の治世に、ふぐ毒による中毒死が続出したため「河豚食禁止令」が出されたといわれています。解禁されたのは初代内閣総理大臣・伊藤博文公が下関に訪問したのがきっかくで、宿泊所であった春帆楼が、魚が取れず打ち首覚悟で禁制だったふぐを御膳に出したそうです。出されたふぐを食べた伊藤博文公は、感嘆し、明治21年(1888年)に山口県令(知事)に働きかけてふぐ食が解禁されたそうです。
ふぐ毒の主成分であるテトロドトキシンは300℃以上に加熱しても分解されないんだそうですね。処理はとても厳しく、鍵をかけて管理され、焼却処分するんだそうです。

唐揚げきました~!ジューシー!
骨の周りに一番旨味が詰まってるんですね。

そして「ふぐちり」。まずは白子のクリーミーな味わいを楽しんでから、カマなどを入れていきます。

これは「灰汁」ではないんだそうです。「白子」そのものが滲み出ているんだとか。最高~!
ヒレの代わりに白子をお酒に良く混ぜて飲んだ「白子酒」は最高でした~!


雑炊も最高のお味でした。毎年いきたい~。
これは一生に一度は行く価値ありですよ!

ふぐ処 さかい
山口県下関市中之町7-11
TEL083-231-1470
完全予約制
ランチ11:00~14:00
ディナー17:00~21:00



今回はふぐ目的の旅でしたが維新発祥の地「下関」はとてもいいところですね。また訪れたいと思います。
「最後の晩餐は何を食べますか?」
「下関でとらふぐコースです。」



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