今日のインプラント治療は入れ歯やブリッジに置き換わる長期に安定する高度で優れた治療です。
ICOI(国際口腔インプラント学会)米国認定医の院長が「より長期的に機能する審美的なインプラント治療」を、安全・安心をモットーに責任をもって治療いたします。
院長はこれまで骨の少ない方の増骨手術などの難症例を含め、多くのインプラント治療を手がけております。
「骨が少ないからインプラントは難しい」と一度断られた方でも、是非ご相談下さい。
インプラントの構造
インプラントの手術は3段階(2段階もあります)に分けて行われます。
- インプラント(人工歯根)を歯槽骨に埋め込みます。
- インプラントが骨と接合した頃、上部に人工歯を付けるための土台
(アバットメント)を取り付けます。
- その上に人工歯を取り付けます。
インプラント治療の流れ(1歯欠損症例の場合)
通常インプラント治療は以下のようなステップで行われます。
初診:無料カウンセリングをおこない、インプラント治療についての相談と説明、診査、病歴や健康状態の問診、お口の中の検査、レントゲン撮影、CT撮影、歯の模型の採取などを行います。また、抜歯しなければいけない状態の場合は早めに抜歯をして、骨と歯ぐきの治癒を待ちます。待つ期間は症状により異なります。骨の幅および深さが規定の値以上にないとそのままではインプラントはできない場合もあります。
初診:無料カウンセリングをおこない、インプラント治療についての相談と説明、診査、病歴や健康状態の問診、お口の中の検査、レントゲン撮影、CT撮影、歯の模型の採取などを行います。また、抜歯しなければいけない状態の場合は早めに抜歯をして、骨と歯ぐきの治癒を待ちます。待つ期間は症状により異なります。骨の幅および深さが規定の値以上にないとそのままではインプラントはできない場合もあります。
結合:約12週間から24週間待ちます。
(当院使用のオッセオスピードは従来のものより待つ期間が短くできます)
インプラントと骨が結合するまでの間、定期的に検診を行い、インプラントの状態をチェックします。また、その期間は入れ歯や仮歯を作り、見た目を損なわず食事が出来るようにします。
装着:
インプラントと周囲の骨が結合されたら、人工の上部構造物(かぶせ物)を装着します。
しっかりインプラントが骨に固定されましたら、歯形を採取し模型を作り、上部構造物(かぶせ物)をつくります。
それが完成しましたらインプラントと固定します。
インプラント手術の術式
インプラント治療におけるインプラント体(フィクスチャー)埋入手術の時期としては原因歯を抜歯したと同時にインプラント体を埋入する抜歯即時埋入、抜歯後1~2ヶ月以内で埋入する早期埋入、抜歯後骨の治癒を数ヶ月間待ってから埋入する待時埋入、数年後に埋入する遅延埋入があります。さらに埋入手術には1回法と2回法の2種類の方法があります。
これらは治療する部位・状況によって患者様とご相談のうえ決定されます。
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1回法
1回法は、インプラントを顎骨に挿入後、歯ぐきを貫通させる装置を装着し、口腔内に露出させる方法です。
メリットは、手術回数を1回で済ますことができる点です。
歯肉を切開し、顎骨にドリルで穴を開ける
インプラントを挿入インプラントの頭の部分が露出
数ヵ月後上部構造物を装着
2回法
2回法はインプラントを粘膜下(歯ぐきの中)におき、オッセオインテグレーション(骨接合)が成立するまでの間口腔内と隔離しておく方法です。2回歯肉を切開する必要があるので2回法といいます。
2回法が提唱された理由は、骨とインプラントが接合するまでにかかる過重な負担を出来るだけ少なくし、感染のリスクを最小限にするためとされます。
ドリルで穴開け
インプラントを挿入歯肉内に隠れる
数ヵ月後歯肉を開く
数ヵ月後上部構造物を装着
当院の症例
術前
術後
当クリニックの手術環境専用手術室・手術準備室の完備
当クリニックの手術はインプラント専用の手術室で行っております。
異物を体内に入れていく外科処置ですので、入れ歯を削ったりする一般の診療室とは隔てられたクリーンルームで行い徹底した感染予防に努めております。
手術前には、定められた手順で手術室、手術台や床はもちろん壁、扉まで徹底して清掃します。感染を防止し、手術を確実に成功させるためには不可欠な作業です。
また、生体モニターを使用して手術を行っているため治療中の患者様の生体情報をしっかりと把握し、全身状態(血圧・脈拍・血中酸素飽和度等)を正確、迅速にとらえて行うためより安全に治療が行えます。
当クリニックでは実績のあるアストラテックインプラントシステムを採用しております。
良いインプラントシステムを設計するには、生物学ならびに生体力学への深い造詣だけでなく、これら二つが相互作用すればどうなるかの理解が必要です。アストラテックインプラントシステムの開発早期の段階から、私たちは総合的なアプローチの重要性に気付いていました。そこから、生物学だけでなく生体力学的アプローチも始まったのです。ユニークな表面性状を持つOsseoSpeedTM表面の導入では、これに生化学が加わり、このアプローチをさらに次の段階まで高めたのです。
自然界がそうであるように、優れた存在は1つの要素だけで決まるものではありません。生体力学や生化学といった言葉はもはや十分とは言えません。複数の独立した機能がともに働きあっているはずだからです。
この相互作用をAstra Tech BioManagement Complexと呼んでいます。
これはOsseoSpeed、MicroThread、Conical Seal Design、Connective Countour、のユニークなコンビネーションです。
1.OsseoSpeed 化学的に処理された表面性状
OsseoSpeed表面とは、従来の「マイクロラフネス」のTiOblast表面(10年以上の臨床的フォローアップを複数持っている)に化学的な処理を加え、早期骨治癒を刺激し骨治癒のプロセスを速めるユニークな表面性状です。これにより骨の形成を促進し、骨とインプラントとの結合も強固になります。
OsseoSpeed表面の特徴や性状は多くの文献で評価され、良好な骨反応や臨床成果が明らかにされています。広範な臨床試験プログラムの結果は、機能性の高さや予知性のあるインプラント周囲辺縁骨レベルの維持を示唆しています(インプラント周囲辺縁骨吸収の平均は0,3mm)。
一連のエビデンス文献リストは、
http://www.astratechdental.com に掲載しています。
(1)10年以上の臨床的フォローアップを複数持っている表面に化学的処理を施す
(2)早期骨治癒を刺激し骨治癒のプロセスを速める
(3)骨とインプラントとの結合も強固になる
2.MicroThread 生体力学的骨刺激
MicroThreadとは、インプラント頚部に施された微細なねじ構造です。インプラントデザインに不可欠な骨の生理学の理解に基づきデザインされ、骨への荷重分散や応力値を適正にします。これによりインプラントが周囲の骨に適切な刺激を与え、辺縁骨レベルの維持に寄与します。
(1)辺縁骨レベルを維持
(2)高い応力集中を排除
(3)機能荷重に耐える能力の増加
3.Conical Seal Design 強固かつ安定した適合性
ConicalSealDesignとは、辺縁骨レベルより下に位置した内側11°のインプラント・アバットメント接合部のテーパージョイントです。これによりピーク応力を低減し辺縁骨レベルの維持に寄与します。
(1)インプラント・アバットメント接合部の円錐内部界面
(2)強固でしっかりとした封鎖
(3)セルフガイディングによる精密な装着
4.Connective Contour 軟組織接触面積およびボリュームの増加
ConnectiveContourとは、インプラント・アバットメント接合部に生成されるユニークなカントゥアです。これによりインプラントの粘膜貫通部に位置する軟組織の高さ・量ともに増大でき辺縁骨レベルの維持に寄与します。
(1)辺縁骨の保護
(2)適切な生物学的幅径の位置決め
自然界がそうであるように、優れた存在は1つの要素だけで決まるものではありません。生体力学や生化学といった言葉はもはや十分とは言えません。複数の独立した機能がともに働きあっているはずだからです。この相互作用をAstra Tech BioManagement ComplexTMと呼んでいます。
これは、OsseoSpeed、MicroThread、Conical Seal Design、Connective Countour のユニークなコンビネーションです。
ICOIについて
ICOI(InternationalCongressofOralImplantologists)は1972年に設立された国際的な口腔インプラント学会であり、本部は米国ニュージャージー州に置かれています。全ての患者様によりよい歯科治療を提供する為、歯科医療従事者のインプラント教育に努めており、世界最大規模のインプラント学術団体であると同時に、インプラントの継続教育を提供する最大の機関としての役割も果たしています。
世界各国で講演会や臨床セミナーを開催しており、当院の院長はICOI(国際インプラント専門医学会)認定医として、海外の学会に積極的に参加し、日々最新のインプラント治療を学び、患者様に提供しております。