インプラントの手術が続いております。
本日午前中のインプラント手術は左下5部の「抜歯後即時埋入」のケースでした。
術前
保存不可能な残根を抜歯
抜歯と同時にインプラント埋入
骨補填材料を填入
歯肉を縫合
埋入時パノラマエックス線所見(※上顎も当院で治療)
インプラントの埋入時期は
抜歯後即時(抜歯と同時)
抜歯後早期(抜歯4~8週後)
抜歯後待時(抜歯12~16週後)
成熟側埋入(抜歯6か月以上)
に分けられることは以前にもご説明しました。
当院のインプラント治療では抜歯後4週間程度で行う抜歯後早期埋入(ealry placement)で行われる
頻度が髙いのですが、症例によっては即時埋入で行われることもあります。
この抜歯後即時埋入が最初に報告されてからすでに20年以上経過しております(Lazzara RJ 1989)。
それにもかかわらず、私の場合今でも適応症例を十分に見極めて行っています。
利点も多い術式ではありますが、抜歯することに伴う顎堤吸収という生理的な現象は避けて通れないためです。
特に上顎前歯部などでは顎堤吸収により重大な審美的障害を引き起こす可能性もあるからです。
<抜歯と同時にインプラントを埋入する抜歯後即時埋入の特徴としては>
①インプラントの周囲の硬・軟組織の形態を保存できる
②適正なサイズやデザインのインプラントを用いて、インプラントの周囲組織の変化、悪影響を避け
るために骨補填材料を使用することにより、外科的な侵襲を最小限に抑えられる
③テクニック的にややチャレンジング
<抜歯後治癒期間を待ってインプラントを埋入する抜歯後待時埋入の特徴としては>
①インプラント埋入にあたり、必要な処置を抜歯の際に行うことができる
②硬・軟組織の造成を多めに行うことで、術後に生じる退縮を許容できる
③テクニック的にチャレンジングな要素は少ない
事などでしょうか。
これらを踏まえて、
当院では抜歯後即時埋入の基準を以下のように設けております。
①抜歯時に必要な硬・軟組織量がある場合は、抜歯後即時埋入を検討する
②インプラントと骨が結合するための十分な骨量はあっても、抜歯による軟組織の形態変化が予測
される場合は、基本的には早期埋入を行い、手術回数を減らす場合のみ、軟組織の造成を併用
した抜歯後即時埋入を検討する
③インプラントと骨が結合するための十分な骨量が存在しない場合は、抜歯後即時埋入は行わ
ない
の3点です。
また、抜歯後即時埋入を行う際には、
・対合歯(噛みあう歯)の咬頭が、インプラントの上部構造のどの部位に噛みこむかを確認する
(この違いにより埋入する位置の自由度が異なる)
・当たり前ですがフルラフサーフェイスのインプラントを使用する(抜歯窩からの血液保持能力
が高まり、抜歯窩の良好な治癒を促す)
・抜歯窩の径より、必ず小さいインプラント径を選択し、残存骨に咬み込むように埋入する
・ギャップが残るように埋入し、抜歯窩の治癒をインプラントが阻害しないように埋入する
などを原則として行っております。
当院では随時「インプラント無料カウンセリング」を行っております。1歯から全歯欠損まで全ての症例に対応しており、また短期間での治療(スピードインプラント)、骨造成処置、審美部位の治療などあらゆるインプラント治療を積極的に行っております。インプラント治療をお考えの方は是非ご相談下さい。メールでのお問い合わせも受け付けております(callback@takagi-dent.netまで)。
院長 髙木謙一(ICOI国際口腔インプラント専門医学会米国認定医・同日本支部役員)
4月に入りました。今日もあいにくの雨・・東京の桜も今週一杯ですね。
WBCの熱も冷めぬまま、3/31(日)に東京ドームに「巨人-広島戦」を観戦しにいってきました。年に数回東京ドームのシーズンシートで観戦する機会があり、昨年も開幕戦を観にいきましたが、もう1年・・月日の流れは早いですね。
この日は今季初登板の前田投手と内海投手の投手対決でした。実際にマエケンさんを見るのは初めてでしたが、すばらしい投手ですね。
結局延長11回で巨人のサヨナラ勝ちでした。最後は期待通り慎之介選手の大きな当たりで試合終了。
また、この日は「阪神-ヤクルト戦」でスーパールーキーといわれる藤浪晋太郎投手の公式戦初先発もありましたね!開幕3試合目の先発デビューとは驚きです。
さて、今日の午後は昨年インプラント周囲炎のため、インプラント体を撤去し、GBRを行った患者様の再インプラント埋入のオペがありました。
30年以上前に海外でインプラント治療を受けられ、右下6部のみ重度のインプラント周囲炎になりました。
CTでみるとインプラント周囲の骨が完全に喪失してしまっています。
クロスセクション像です。
撤去したインプラントです。
撤去時にGBR(骨再生誘導療法)を行い、後に骨ができてからインプラントを埋める2回法(staged approach)を予定しました。
GBR後骨が十分に再生しています。
そして本日理想的な位置にインプラントが埋入されました。
そこで今回はインプラント周囲病変のお話です。
ブローネマルク博士によるオッセオインテグレーテッドインプラントが臨床応用されてすでに40数年が経ちますが、これまでにさまざまな改良が重ねられて、現在高い成功率が示されています。
しかし、長期的な観点からはインプラント・ユニットの緩みやインプラント周囲炎に代表されるインプラント周囲粘膜病変などが増えているのも事実であり、とくにインプラント周囲炎はインプラント治療の合併症の中で最も頻度の高いものとされています。
インプラントの周囲の炎症はインプラント周囲への感染(生物学的問題で生じる)と、負担過重など(生体力学的問題で生じる)によるものに分けられます。
インプラント周囲炎は進行程度により、
インプラント周囲粘膜炎(peri-implant mucositis):インプラント周囲粘膜に炎症が限定されており可逆性
インプラント周囲炎(periimplantitis):インプラント支持骨まで炎症が波及し、進行性の骨吸収を伴い非可逆性
に分けられます。
その原因としては、
・ 不十分なセルフケア
・ 上部構造物の形態
・ アバットメントの不適合
・ アバットメントスクリューの緩み
・ アバットメントスクリューの破折
・ アバットメントの破折
・ フィクスチャーの破折
・ 合着セメントの残留
などが挙げられます。
当院では予防策としてとくに補綴物のデザインに関しては非常に予後に影響するため慎重に決定して治療を行っています。
インプラント周囲粘膜炎は1980年代には20%以上の出現率とされていましたが、最近は口腔衛生の概念の普及や清掃指導、プラークの付着しにくい上部構造の形状や構造の改良により、減少しているといわれています。インプラントの粘膜貫通部周囲に角化付着粘膜がなく、可動粘膜に囲まれている場合に発症しやすいことが挙げられます。
アバットメントを外した際に歯石が付着していることも多く、清掃して戻しても再発しやすいため、承諾のもと、遊離粘膜移植などを行い、再発防止を行うこともあります。
一方、インプラント周囲炎は、インプラント体表面に細菌性プラークが付着すると、粘膜下結合組織に炎症性細胞浸潤が生じて、上皮細胞に潰瘍やびらんなどが起こります。
細胞間接着が粗造化し、浮腫状となり、プラークが根尖方向へ侵入しやすくなります。こうなると、エックス線所見で骨が破壊された像が出てきます。この炎症は、天然歯周囲の歯肉と比べて、インプラント周囲粘膜は血管が少なく、コラーゲン線維の構成比が異なることや、インプラント周囲粘膜溝と天然歯歯肉溝での防御機構の違いなどが原因となり、天然歯よりも進行しやすくなるといわれています。
また、歯周病の既往のある方に発症しやすいとされおり、歯周病病原因子がインプラント周囲に伝播されるといわれております。
インプラント周囲炎の分類
軽度 PD≧4mmかつ骨喪失<インプラントの長径の25%
中等度 PD≧6mmかつ骨喪失<インプラントの長径の25~50%
重度 PD≧8mmかつ骨喪失<インプラントの長径の50%
※PDはProbing Depthの略でインプラント周囲の粘膜の溝の深さを計測した値のこと
当院でインプラント治療を受けていただいた後のメインテナンス時には
視診によるチェック
動揺のチェック
周囲粘膜の触診
PD(インプラント周囲の粘膜の溝の深さを計測した値)
BOP(インプラント周囲の粘膜の溝の深さを計測した際の出血の有無)
エックス線診査
噛み合わせのチェック
を必ず行っています。
当院では随時インプラント無料カウンセリングを行っております。是非お気軽にご相談下さい。
院長 髙木謙一(ICOI国際口腔インプラント専門医学会米国認定医・同日本支部役員)
最近ではPMTCという言葉も大分浸透してきたように思います。
患者様から「半年位前にPMTCしましたよ」なんて言われることもあります。
PMTC(professional mechanical tooth cleaning)とは、歯科の専門家による機械を用いた歯面清掃
のことで主に歯周病の予防やメインテナンスとして行われます。
簡単にいうと「歯のスペシャルクリーニング」のことです。
スウェーデンの歯科医ペール・アクセルソンが提唱した予防歯科医療の施術方法です。
日常のブラッシングではどうしても取りきれない歯石や色素の沈着(ステイン)、バイオフィルムなどを
取り除くことができます。
PMTCの際には、「歯ブラシがどのくらいしっかりとできているのか」、「虫歯や歯周病のリスクのある歯
はないか」などお口の中を細かくチェックします。また患者様の予防に対するモチベーションを高める
ことにより虫歯や歯周病の予防効果にもつながります。
さらに、ステインがつきにくくなることで歯のホワイトニング効果も上がります。
当院ではPMTCの際に「フラッシュパール」という歯面清掃用のパウダーを使用
しています。
フラッシュパールのパウダーは細かい球状粒子で歯面を滑らかに転がります。
歯面や歯ぐきを傷つけることなく、素早くステイン、プラークを除去できます。
フラッシュパールは炭酸カルシウムです。ナトリウムではないため高血圧症など、塩分摂取制限がある方にも
おすすめできます。
before
after
「歯の表面がツルツル、ピカピカになりますよ!」
さて今日ご紹介する自由が丘グルメは「CAFE DE ISIS~カフェ ド イシス~」。
住宅街にひっそりと位置するきれいなお庭に囲まれた京料理の一軒家のレストランです。
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お店の外観
エントランス
1階テーブル席
旬の素材を沢山使ったやさしいお料理。お刺身も新鮮です。この日のカリフラワーの冷製スープは絶品でした。どのお料理も器とぴったりです。
デザートは地下のお部屋に案内してくれます。
静かな空間でゆっくりとくつろげます・・・
地下にはbarも用意されています。
ランチは11:30~15:00で、1ヶ月くらい前から予約しないと取れない人気店です。
見た目もお味も春爛漫を満喫!といった上品なコースで、
程よいペースと意外なボリューム感で大満足でした。
フェミニンな店内も楽しく、居心地がとても良いです。
おすすめのお店です。
そんな会食の際のエチケットとして、また、新たな出会いの機会も増えるこの季節に
スペシャルクリーニングを受けられることをおすすめします!
暖かくなってきました。桜も満開です。
当院よりほど近いグリーンストリート(九品仏緑道)の桜です。いつも多くの人で賑やかです。自由が丘の代表的なスポットの一つですが、この緑道は緑が丘駅近くから九品仏駅北に至る全長18kmの遊歩道のほんの一部分。もともと九品仏川の流れが目黒区と世田谷区の境に沿っているため、自由が丘1丁目5番から東が目黒区、西が世田谷区となっているんですね。
さて、当院で使用しておりますアストラテックインプラントシステムがオッセオスピードをさらに進化させた「オッセオスピードTX」となりました。
日本では先月発売されたばかりのオッセオスピードTXですが、今日の午後左上5、6部にソケットリフト併用のインプラント埋入オペがありましたので早速使用しました。
オッセオスピードの優位性はそのままに、先端がテーパード形状になりました。
インプラントを骨に埋入した際に「動揺がない」、すなわち固定が得られていることを「初期固定」といいます。
インプラント体と周囲骨との間の嵌合力により得られる安定性(機械的安定性)を指します。
その後にインプラント体と骨界面で起こる骨の新生と改造によって得られる安定性を「二次固定」といいます(生物学的安定性)。
万一手術の際に初期固定が十分に得られないときは、
2次手術までの期間(免荷期間)を長くする。
骨補填材料を埋入窩に填塞して再埋入する。
等ありますが、十分な初期固定を得て、短期間で治療を進めることが基本となります。
そこで、先端をテーパー形状にすることで初期固定が良好になり、アンダープレパレーションが望まれる
柔らかい骨への埋入などにも最適になる訳です。埋入深度の微調整なんかも可能になります。
テーパー形状(歯根型)のインプラント体は以前にもご説明した抜歯窩即時埋入などの症例にも向いており、
また骨質が良いヒーリングサイト(抜歯窩が治癒した歯の無い顎堤)であっても解剖学的な制約があるとき
に有効となる場合もあります。
ストレート形状とテーパード形状の両者が選択できるインプラントシステムでは一般的にストレート形状が
第一選択になっていましたが、最近ではテーパード形状に移行してる傾向にあります。
当院では随時インプラント無料カウンセリングを行っておりますので、インプラント治療をお考えの方は一度
お気軽にご相談下さい。インプラントの適応・不適応、メリット・デメリット、お一人お一人に見合った手術時期
・方法、材料、期間、ご費用、リスク等専門的にカウンセリングを行います。
院長 髙木謙一(ICOI国際口腔インプラント専門医学会米国認定医・同日本支部役員)
前回まで歯を完全にカバーする審美的な「クラウン」についてご説明してきましたが、
今回は歯につめる「充填治療」についてです。
当院では小さなムシ歯治療には積極的にグラディアCRを行っています。
充填する方法は金属を詰めたり、かぶせたりする治療法と比べて
「歯を最小限しか削らない」
というメリットがあります。
グラディアはフィラー含有率72%とされ、硬すぎず、対合歯を傷つけないにもかかわらず、
強度、耐摩耗性は十分にあるため、従来のコンポジットCRより
「耐久性に優れている」
といえます。
また変色・摩耗も少なく天然の歯により類似した治療が可能となるため、銀色の金属と比べて
「見た目がきれい」
になります。
20色以上のカラーより個々の患者様の歯の色調に合わせて何層も重ねて盛り上げて充填していきます。
当院で使用している「グラディアダイレクト」は、天然の歯質と同様に
・オペーカスデンチン
・デンチン
・エナメル
・トランスルーセント
と、透明感の異なるペーストがあり、より自然感あふれる美しさを再現することを可能にしています。
①金属アレルギーが心配・・・
②治療した金属のつめものが目立つ・・・
③劣化・変色・着色した部分をきれいに詰めなおしたい・・・
という方は是非お気軽にご相談下さい。
今日のお昼休憩に自由が丘「大山生煎店」の生煎を皆でいただきました!
生煎は上海を代表するローカルフードだそうです。
大きな鉄鍋で焼いて作られます。
皮はモチモチ部分と、カリッとした部分のバランスが絶妙で、食べると中からアツアツのスープが飛び散るので気をつけて食べないとヤケドします。
お好みで黒酢をかけても美味しいですよ。
そして定番「モンブランのモンブラン」をいただきました☆
自由が丘は言わずと知れたスウィーツの街で、おしゃれで腕のいいパティシエの方がいるお店は沢山ありますが、創業70年以上のこの老舗のスウィーツはいつ食べても美味しいです。
こちらは日本で初めてモンブランを発売した「日本のモンブラン発祥のお店」です。
一般的によく見かけるモンブランはトップにマロンが乗ってますが・・こちらのはスポンジの中にゴロンと隠れています。
トップには焼メレンゲが乗ってます(モンブランの頂きの雪ですね・・)また、パスタのようにグルグルした部分は黄色いといのもオリジナリティがあります。
近頃のスウィーツは甘さを控えているものが多いですが、しっかり甘くて、飽きのこないベストセラーで大好きです。
こんにちは。スタッフの清水です。
強風が吹き荒れていますね!!朝、外に看板を出したら5分もしないうちにすぐに倒れてしまいました。
受付にいるときも、外で何かが飛んでいく音を何度か耳にします(;m;)
お出かけの際、お帰りの際はお気を付けてお歩きください。夜は天気も崩れるそうですね・・。
先週の日曜日、都内で行われた「マナー講習会」に参加してまいりました。
スタッフが患者様に対するマナーやスタッフ同士でのマナー、正しい言葉遣いや身だしなみについて、など
基本的なことですが、とても大事なことを学ばせていただきました。
「マナーとは、思いやりを行動に示すこと。」
あいさつや態度だけでなく、身だしなみや表情も“マナー”の要素にはいるそうで、
”人間の第一印象の9割は身だしなみで決まる。”のだそうです。
あいさつや態度、言葉遣いは当然のことながら、身だしなみや表情も“マナー”と呼ぶのですね。
「思いやり」は自分目線ではなかなか気づけないことが多いですが、
相手の目線・立場に立ってみるとハッ!と気づくことがたくさんあります。
患者様はもちろんのこと、スタッフにも、友人にも、家族にも・・
人と接するときは、常に相手の立場に立ってものごとを考えられるような「思いやりの心」、
そして、それを行動で示す「良いマナー」を身につけていきたいです。
当院にご来院される患者様に少しでも心地よくご来院いただくために、講習会で学んだことを
十分に生かしていこうと思います。
今回は基礎知識を中心にした講習会への参加でした。何事も基礎が大事です!とても良い経験になりました。
今後も積極的に講習会などへ参加し、知識や技術の向上に努めてまいります☆
さて、話は変わりますが・・
先日ブログでご紹介した、自由が丘にある手作りパイのお店「Bons Moments ボン・モマン」さんに
昨日、いってまいりました!(今回はTake Outで、お昼に先生方といただきました。)
左:ガトーショコラパイ 右:バナナレモンパイ
ガトーショコラなのにパイ生地!という、新食感でとてもおいしかったです。
副院長はバナナレモンパイの、バナナとレモンの意外な相性にびっくり!だそうです(笑)
もう少し暖かくなったら、次の季節限定メニューが出るそうなので、また行くつもりです♪
清水美咲
今日で、東日本大震災より丸二年が経ちました。。。皆様お一人お一人に胸をつく思いがおありかと思いますが、
未来へむけて復興が早急に進むことを深くお祈りいたします。
前回、非常に理想的な材質であることをお話しましたオールセラミックスですが、
まだ日本では普及率は10%程度と言われています。
アメリカでは約27%とされており(約3分の1)、我が国ではまだ一般的とは言えない状況ですが、
10年くらい前まで頻繁に使われていた、金属のフレームの周りにセラミックを焼き付けたタイプ(メタルセラミックス)は
それに代わるジルコニア(人工ダイアモンド)フレームの登場によって、
今後は殆どがジルコニア系のものになると予測されています。
2000年以降、さらに白いメタルとも称されるジルコニアフレームは進化し、強度や加工精度の向上のほか、
唯一の難点と言われている単調な色調と不透明感をも近年克服しつつあるのです(半透明ジルコニア)。
単一の素材で薄くできる強度があれば歯の削除量も減らせますし、
生体安定性が高く、透明性の高い材質であればまわりの歯ぐきやポケットに接する部の健康も得られやすいのです。
いまや無敵の材質、ジルコニアでお口元をbrhigten up!しませんか?
こんにちは。今日は春らしい良いお天気ですね。ポカポカ陽気で気持ちがいいです♪
昨日、待合室のデンタルケアグッズを並べている棚のディスプレイを、少し変えてみました。
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この写真は棚の一部です。上から順に「歯の強化に関するもの」「ホワイトニングに関するもの」「歯周病に関するもの」と、目的ごとに並べております。
今日は「ホワイトニング」のことを簡単にお話していきたいと思います。
ホワイトニングには「オフィスホワイトニング」と「ホームホワイトニング」の2種類の方法があり、当院では「ホームホワイトニング」を行っております。
【ホワイトニングの流れ】
① ホワイトニングについてのご説明
② トレー(マウスピース)の型取り ※最短で翌日にお渡しできます。
③ 使用方法のご説明/現在の歯の色を記録/ホワイトニングセットのお渡し
④ ご自宅でホワイトニング開始
ご自宅では・・
ジェルをトレーにつけ、そのトレーを規定のお時間ご装着していていただくだけです。
とても簡単なので、どなたでも簡単にご使用していただけます(^^)
⑤ 1週間後に経過観察/2週間後に最終チェック
ホームホワイトニングの良いところは・・
・ご自宅で行うので、歯科医院に行く手間がない。
・2週間ほどかけて、じっくり白くしていくので、歯への負担を抑えることができる。
(1日で真っ白!とまではならないので、期間的には少し長いと思う方もいらっしゃるかもしれませんが)
・色戻りしにくい。白さの持ちがいい。 など
※オフィスホワイトニングとの違いや、もう少し詳しいお話はホームページトップにある「ホワイトニング」のページをご一読下さい。
実際に私もホームホワイトニングをしていますが、白くなっていく自分の歯をみると、とても嬉しくなります(^^)
使用しているのは、少し濃度が濃い方(20%)のジェルなので、使用時間は2~4時間で現在1週間が過ぎたところです。
上の写真は1週間経過時の写真で、下の写真は開始前の記録と現在の記録の比較です。
(開始前の写真を撮り忘れてしまいました・・)
光の加減で、若干見づらいですが効果が出ているのがわかります。
さらに、「スーパースマイル」という、ホワイトニング用の歯磨剤をかれこれ1か月程使用しています。
食事には必ずお茶!というくらいがお茶が大好きなので、ステインによる着色がこわいな・・と思っていましたが、
スーパースマイルに配合されている「カルプロックス」という成分が、歯の表面にある「プロテイン・ぺリクル」という
ステインが着色する膜を分解し、着色を防いでくれます。。
スーパースマイルを使い始めてから、大好きなお茶を心置きなく飲めるようになりました!!
ドクター・スマイゲルさん(スーパースマイルの発案者)のおかげです!!!!!
効果の出方には個人差がありますが、ホワイトニングで歯が白くなり、喜んでいらっしゃる患者様をみると私も嬉しくなります。
患者様にホワイトニングの経過を拝見させていただくのを、毎回楽しみにしています!
ホワイトニングを始めてから、朝起きて歯を磨いて、鏡の前で「いーー」と歯をチェックすることが習慣になりました。
歯が白くなることで、思い切り歯を見せて笑えるようになったり、お口の中に意識がいくことでケアをしっかりするようになったり・・
すごくいいことだな、と思います。
実際に装置はどのようなものなのか?どのような薬品を使用しているのか?しみるのか?疑問や不安があるかと思います。
ホームページのホワイトニングのページにも詳しい内容が載っておりますし、もちろん直接ご相談にお越しいただくこともできます。
ご興味をお持ちの方は、是非一度ご相談ください。
清水美咲
今週くらいからやっと寒さが緩むとのことです。今日もすでに春の日差しでしたね!
さて、前回は
「審美修復治療において最も理想的な材質はオールセラミックである」
ことをお話いたしました。
保険適応されている、いわゆる「銀歯」は安価で強度はありますが、審美的に劣り、プラークも付着しやすい材質です。
また、保険適応であるレジン(合成樹脂)は安価で白い色調ではありますが、
強度・耐久性は低く(硬さにおいては、歯の内部の組織である象牙質と同等です。)、
また、吸水性があるため経年的に色調は変化してしまいます。
・歯の表面を覆うエナメル質とほぼ同じ硬さをもち、
・天然の歯が持つ自然で繊細な色調や形態を再現でき、
・さらに吸水性を持たないためその色調は変化せず、
・長期にわたる優れた生体安定性・親和性を併せ持っている材質が
「オールセラミック」 なのです。
数年前に他院で治療された「レジン前装冠」です。レジンは強度が低く、耐久性も乏しいため、摩耗して内部の金属が露出しています。また、レジンは吸水性もあり、劣化して脆くなり、黄ばんできます。これによって形態不良による噛み合わせへの影響や、審美障害また、舌感も悪くなっていました。レジン・金属ともにプラーク(細菌)が付着しやすい材質のため、口臭・二次カリエス・歯周病のリスクなどが高くなります。
ジルコニア・オールセラミッククラウンに取り換える治療を行いました。ジルコニアにより従来のセラミックの弱点である靱性の低さが解消されました。強い力が加わると結晶構造が変化し、高い靱性と曲げ強度が実現され、長期使用に強い力を発揮できます。見た目も美しく、プラークも付着しにくい優れた材質です。
春はお別れの季節でもありますね・・・
今週もお花がいっぱいです!
こんにちは。2月も終盤に突入しました。月日が経つのは本当にあっという間ですね。
つい最近、お正月を迎えたばかりの気がしますが(・o・;)
さて、話は変わりまして・・
冷たいもの(熱いもの)を飲食されたときや、歯ブラシをするとき、風にあたったときに歯が「キーン」 「ズキン」と
しみる、痛むようなご経験をされたことはありますか?
「しみる、痛む」と言っても様々な原因がありますが、その原因の一つとして「知覚過敏」が考えられます。
最近はCMでもよく「知覚過敏用歯磨き」というコトバを耳にします。
今日は“なぜ知覚過敏になるのか” “改善するにはどうしたらよいのか” についてお話します。
歯の上部はこのように、エナメル質→象牙質→歯髄と層の構造になっています。
初期の虫歯によるエナメル質の脱灰や、歯周病による歯肉の退縮により、象牙質が露出してしまったり
研磨剤を多く含む市販の歯磨き剤でエナメル質を削りすぎてしまい、薄くなってしまうことによって、
象牙質にある「象牙細管(歯の神経につながっている管)」が冷たいものや歯ブラシの刺激を受けやすくなります。
象牙細管から歯の神経が刺激を受け、脳に伝わることで、「しみる!痛い!」という症状が起こります。
特にエナメル質がもともと薄く、歯周病になりやすい歯根部分に起こりやすくなります。
では、改善するにはどうしたらいいのか・・
歯科にて象牙質をカバーするお薬を塗布したり、コーティング剤をつける処置をお受けになるのも一つの手段ですが
日ごろ行っている「歯磨き」で改善することもできます!それは、知覚過敏用の歯磨き剤を使うことがポイントです!!
知覚過敏を防ぐ歯磨き剤には、「硝酸カリウム」「乳酸アルミニウム」「フッ素」が含まれています。
「硝酸カリウム」が露出した象牙質をカバー、刺激の伝達を抑制し、「乳酸アルミニウム」が象牙細管を封鎖、
「フッ素」がエナメル質・歯質を象牙質の再石灰化を促進します。
さらにできるだけ「研磨剤」を含まない歯磨き剤をお使いいただくことで、エナメル質を守ります。
先日、ブログで簡単に歯磨き剤の紹介をさせていただきましたが、その中の一つ・・・
「システマセンシティブ」
当院ではこちらの知覚過敏用歯磨き剤を取り扱っております。
もちろん「硝酸カリウム」「乳酸アルミニウム」「フッ素」を含んでおり、低発泡タイプです。
歯周病や初期虫歯が原因で知覚過敏になってしまっている方はまずは治療から行います。
「しみる」「痛む」にも原因は様々で、歯周病なのか?虫歯なのか?知覚過敏なのか?噛み合わせの問題なのか?
ご自身ではなかなか判断をしにくいところではないでしょうか。
気になるところがある方は、歯科でチェックを受け、原因をきちんとお調べすることをおすすめいたします。
余談ですが・・。
先週末仕事の後に先生方と訪れた自由が丘のお隣「緑が丘」にある有名なちゃんこ鍋のお店「ちゃんこ 芝松」さんをご紹介します。
創業は昭和32年の老舗店で、この日も満席でした。
どのお料理もほんとにほんとーーーにおいしくて、至福の時でした。
先生方が特にオススメの名物、カニクリームコロッケは絶品です。一瞬でとりこになってしまいました( ̄3 ̄)
もちろん!ちゃんこ鍋も絶品でした!!!
味噌ちゃんこです。
たくさん食べて、たくさん笑って、元気もりもりになりました!!
清水美咲