今回から何回かに分けてオールセラミックを用いた審美歯科治療についてお話していきたいと思います。
みなさまご存じのとおり、昨今顎口腔の審美性に対する要求はさらにたかまっており、前歯のみならず奥歯においても、ただ白いだけではなく、より天然の歯に近似した色調と光の透過性をもつ詰め物や被せものが求められるようになってきました。
そういった要求を満たす材質が、オールセラミックです。
欧米諸国では口腔内からメタルをなくす(メタルフリー)という考え方が主流になってきており、1970年代ごろより数多くのセラミックシステムが開発、改良されて、その応用可能な領域は飛躍的に広がりました。
もっとも噛む力がかかる一番奥の歯にも、審美性と機能性の両立が可能になったわけです。
左上6部のオールセラミッククラウンが仕上がってきました。
メタルを一切使用していないので自然な輝きが再現できます。
審美修復治療とホワイトニングをセットで受けられることをおすすめします!
whiter,brighter you!
今週のお花はスタッフの清水さんが活けてくれました。
こんにちは。スタッフの清水です。
今日は2月14日。バレンタインデーですね!
「スウィーツの街」と言われているだけあって、今日は自由が丘のスウィーツショップが一段と混みあっているようです!!
ちなみに日本では、バレンタインデーといえば、「女性が男性にチョコを贈る」というスタイルですが、
欧米のバレンタインは、「男性も女性も、恋人や親しい人にカードや花束を贈る」というスタイルなんだそうです。
調べてみると、国によって様々なバレンタインデーがあるようで、とても興味深いです(^^)
私も先ほどバレンタインの贈り物をいただきました。
去年自由が丘にもオープンした話題のLindt (リンツ ショコラカフェ)のチョコレートケーキ です♪
おいしそう~!!さくらんぼがかわい~~!!“大人なお味”だそうです(笑) のちほどゆっくりいただきます。
さて皆様、甘いものを楽しんだ後に忘れてはいけないのが「食後の歯磨き」です!
様々な食べ物(特に甘いもの)に含まれる「ショ糖(お砂糖)」は、お口の中でプラークが作られる元になります。
プラークとはむし歯菌の巣のようなもので、歯に付着したプラークの中でむし歯菌が繁殖し、歯の石灰化を保つ成分を徐々に奪い、エナメル質の構造を崩し始めます。
この現象のことを、歯科では「脱灰」といいます。
後に穴が開き、さらに進行し、神経まで達すると最終的に、痛みが出てきてしまうほどの虫歯になってしまう。というわけです。
このような話を聞くと「甘いものって怖いなぁ・・」と思ってしまうかもしれませんが、プラークの付着やそれによる歯の脱灰は、食後の歯磨きで十分に防ぐことができるのです!
習慣をつけるのはなかなか難しいことではありますが、「食べたら磨く」。それさえしっかりできていれば、むし歯リスクはグンと下がります。
また、「歯を磨く」にも、様々なポイントがあります。ご自身に合った歯ブラシや歯磨き剤を使うのもとても大事なポイントです!
当院では、患者様それぞれのお口に合った歯ブラシや歯磨剤をお使いいただけるよう、多くの種類を取り揃えております。
特徴や使い方も様々ですので、気になることは何でもご遠慮なくお尋ねください。
いつまでも健康な歯を保つために、「歯磨きの習慣」を見直してみるもの良いかもしれませんね(^^)
それでは皆様、素敵なバレンタインデーをお過ごしください。
Happy Valentine..♪
清水美咲
寒気はまだまだ退きませんが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
寒くても自由が丘の街並みはきれいです・・・
さて当院ではこのところインプラント手術件数が多くなってきています。
今日の午後も1件インプラントの手術を行いました。
左上7部にソケットリフトを併用したシングルスタンドの症例です。
歯を喪失した上顎臼歯部の歯槽頂から上顎洞底までの最小距離は10mm以上あるものは20%程度とされており、インプラント体を上顎臼歯部に埋入する場合には実際は多くの症例で上顎洞底の挙上が必要となります。
ソケットリフトについては以前にご説明しましたが、当院ではよく行う術式です。
この方法は明視野では行えないのが欠点ですが、手術の侵襲の度合いは比較的少なく、ほとんどのケースでは多くの母床骨に囲まれていることが多いので、填入した骨補填材のリモデリングが比較的早期に行われることが期待できます。
多くの器具を使用するため滅菌管理は徹底して行っています。
最近当院にインプラントに関する「セコンドオピニオン」を希望して受診される方も増えてきました。
当院では随時「インプラント無料カウンセリング」を行っておりますので是非お気軽にご相談下さい。
院長 髙木謙一(ICOI国際口腔インプラント専門医学会米国認定医・同日本支部役員)
こんにちは。スタッフの清水です。初ブログ更新です!
今日は大雪とまではいきませんでしたが、朝から雪や雨が降り続きあいにくのお天気・・。
この寒さでは、外に出るのもツラいですね。
外に出られるときは、あったか~い格好で、お足元には要注意です!!
さて、そんな震えてしまうような寒さの中、患者様から心温まる素敵なお品を頂戴しました。
ちょっと隠れた場所にある自由が丘唯一のパイ専門店「Bons Moments ボン・モマン」で一番人気のアップルパイ♪
中にゴロっと大きなりんごが入っていて、とーーーってもおいしかったです。
寒さに負けそうになっていた私の心は、患者様の優しさと美味しいアップルパイのおかげで、
もうすっかりポカポカになりました(^^)温かいお気遣いに心から感謝申し上げます。
他にもいろいろな種類のパイやキッシュがあるようです。
(さっそく雑誌でチェックしてしまいました・・笑)
今度お休みの日に、ゆっくりランチをしに行こうかな~と計画中・・。たのしみです!
徐々に暖かくなってはきましたが、まだまだ寒い日もあります。
皆様ご体調には十分お気をつけください。
清水美咲
前歯部のインプラントは高い審美性が要求されるため、当院ではジルコニアという材料を使用しております。
ジルコニアは人工ダイヤの素材で、もとは白い固体で美しく強固である特性があり、日本では2005年に認可されました。
インプラントでは上部構造物(人工の歯の部分)と、アバットメント(インプラント体と上部構造物をつなぐ部分)に使用しています。
ジルコニアの主材料である酸化ジルコニウムはスペースシャトルの耐熱タイルに使用されたことで知られています。利点として頑丈で生体親和性も高く、金属を使用した場合に比べ、天然の歯に近く、細菌が付着しにくいことなどが挙げられます。
最近治療した上顎前歯部のインプラント治療をご紹介します。
約10年前にブリッジ治療を受けられたのですが、ブリッジの支台となっていた歯が重度のむし歯になり、連結されていたブリッジの連結冠が外れ、他院で応急的に再度装着されたものの、当日再び外れてしまったため、支台となっている歯を抜歯し、その後は取り外しの入れ歯を勧められたそうですが、取り外しの入れ歯に強い抵抗があり、入れ歯以外の治療法で綺麗に治して欲しいというご希望で当院を受診されました。
初診時の所見です。
ぼろぼろになってしまった歯を抜歯します。
抜歯後は時間が経つにつれ唇側の骨が日に日に痩せていくため、歯ぐきの閉鎖が可能となる4~8週間でインプラントの埋入手術を計画しました。以前ご説明した早期埋入(early placement)で、私が日常よく行う方法です。
審美的なインプラントの埋入位置は抜歯窩(歯があった部分)に入れるのではなく、口蓋側の骨に埋入します。その理由は
①唇側骨の吸収やダメージを防ぐ
②唇側骨の陥凹部からのインプラントの露出を防ぐ
③インプラントの初期固定が得られやすい
などからです。
水平的には唇側の骨壁間には4㎜の骨が必要とされることからも有利な位置となります。
隣在歯や歯根との位置関係は1.5~2.0㎜離れた位置でなければ歯間乳頭の再建や温存は困難となり、さらに複数本のインプラント治療ではインプラントとインプラントの間隔は3~4㎜は必要とされます。
3ヶ月で仮歯を装着し、噛み合せや上部構造物の形態等を慎重にチェックします。
ジルコニアアバットメントが装着された所見です。
最終的な上部構造物が装着された所見です。金属を一切使用しないセラミックスでできたプロセラというオールセラミックスのクラウンです。先進的な企業の一つであるノーベルバイオケア社により開発されました。従来のアルミナを使用したプロセラに比較して強度のあるジルコニアを使用したプロセラ(ジルコニアコーピング)の国内使用は2007年に認可されました。当院での前歯部インプラント治療はほとんどこの組み合わせで行っています。最近治療費を大分安く設定している医院も多いようですが、その材質はとても患者様にお勧めできるものではないと考えております。コストはそれなりにかかりますが、上質なものをご提供することが私のポリシーであると思っております。
そして、これらのことを全て満たすには上顎前歯部のインプラントは非常にテクニックセンシティブな治療といえます。
また、抜歯後1ヶ月以内に埋入手術を行い、早期に骨と結合するオッセオスピードインプラントを使用し、さらにジルコニアアバットメント、ジルコニアオールセラミッククラウンにより3ヶ月で審美的治療が可能となります。
他院で「インプラントは難しい、長期間かかる」と診断されても、取り外しの入れ歯や隣の歯を削るブリッジに抵抗がある方は是非一度ご相談にいらして下さい。
院長 髙木謙一(ICOI国際口腔インプラント専門医学会米国認定医・同日本支部役員)
1/14(月)都心を襲った大雪。いわゆる「爆弾低気圧」による大雪と強風の影響で、皆さん大変な一日をお過ごしになったと思います。
さて、このような悪天候の中私は、「大相撲1月場所2日目」を観戦しにいって参りました!
大雪の中でも国技館は賑わってました!
満席です!
途中全身ピンク色のご夫妻の登場(!?)で一時場内は盛り上がりました(笑)
圧倒的なオーラを放つ横綱白鵬の土俵入りに興奮!
見事安美錦を倒し、貫禄を見せてくれました。
観戦後は国技館近くにある名店「割烹 吉葉」さんを訪れました。
店内に実際に使われていた土俵がある味のあるお店です。
元力士によるパフォーマンスを見ながら食べるちゃんこ鍋は絶品です。年明け早々よいパワーを貰いました!
成人を迎えられた方おめでとうございます!
今月、来月とインプラント手術が多く控えておりますので、体調管理には十分気を付けて良いオペができるよう臨んで参ります!
院長 髙木謙一
新年明けましておめでとうございます。
1月5日より通常診療を行っております。
昨年1月の開院以来、早いもので1周年を迎えました。
近隣にお住まいの方々を始め、遠方からも多く来院していただき大変感謝しております。
また、昨年は国際口腔インプラント学会の関係で、ベトナム・ホーチミン市での学会、アメリカ・フロリダ州オーランドでの学会等海外にも足を運び、デニス・ターナー先生のプライベートコースや日本学術大会、アストラテックインプラントミーティング等多くの学会・研修会に参加し、大変実りのある一年となりました。
今年も国内外を問わず多くの学会に参加予定のため、皆様にはご迷惑をお掛けすることもあると思いますが、より良質な治療で還元してまいりますので、何卒ご理解賜りますよう宜しくお願いいたします。
お口元に対する意識が非常に高い方々が多く来院されるため、今年も安全で質の高い治療・技術をご提供できるようにより一層努力して参ります。
クリニックに対するご意見・ご要望等ございましたら何なりとお申し付け下さい。
本年もよろしくお願い申し上げます。
院長 髙木謙一
年末年始の休診日について下記の通りお知らせいたします
12/29(土)通常診療
12/30(日)休診
12/31(月)休診
1/1(火)休診
1/2(水)休診
1/3(木)休診
1/4(金)休診
1/5(土)通常診療
患者様には大変ご迷惑をお掛けいたしますが、何卒ご理解を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
院長 髙木謙一
11/29(木)の午後14:30~16:00まで院長不在のため、その時間帯における
初診・急患の患者様のご対応は副院長が担当いたします。
何卒ご了承下さい。
去る11月4日に「アストラテックインプラントシステムジャパンミーティング2012」が都市センターホテルで開催されました。
当院でも採用しているインプラントシステムです。現在は従来のアストラテックインプラントのマイクロラフネスのTioblast表面にフッ素を処理することで早期骨治癒を刺激し、骨治癒のプロセスを早める「OsseoSpeedオッセオスピード」に改良されたことで骨とインプラントの結合が早くなりました。
本来チタンは酸素と反応しやすく、すぐに酸化膜が形成されてしまうため、骨とインプラント表面の結合は「イオン結合」となるとされておりましたが、インプラント表面にフッ素を処理することで酸化膜をとばし、骨とインプラント表面にすばやく、そしてより強固な「共有結合」を誘導することが可能になったのです。治療期間の短縮はインプラント治療を受けられる患者さんにとって大きなメリットとなることは言うまでもありません。
講演ではアイオワ大学(アメリカ)のClark M.Stanford先生、南カリフォルニア大学(アメリカ)のHomayoun Zadeh先生、ゲント大学(ベルギー)のHugo De Bruyn先生など世界のインプラントロジーを代表する著明な先生方の講演で会場は埋め尽くされました。
講演終了後のカクテルパーティーにて。ペリオセッションで座長をお勤めになられた東京歯科大学臨床教授・アメリカ歯周病認定医のご高名な二階堂雅彦先生と。
当院ではオッセオスピードインプラントを使用することで、治療期間の短縮に努めております。期間の短縮に加えて「より良いインプラント手術の時期・術式の診断」、「低侵襲な外科手術」、「審美的な上部構造物の作製・細かな咬合診査」、「長期安定のためのメインテナンス」においても自信をもってご提供しております。インプラントをお考えの方はお気軽にご相談下さい。
院長 髙木謙一