院長の髙木です。今年も院内の職員がインフルエンザ予防接種を受けました。
医療従事者はインフルエンザ患者と接する機会も多いため、発症するリスクは他の職業と比べて高い可能性があるといえます。
職員から患者さんへインフルエンザを感染させるようなことは、避けなければなりません。
最近のデータでは、成人の場合、1回接種すると予防効果が64%、2回接種だと94%とされています。
ご存じのとおりインフルエンザはインフルエンザウイルスが原因で起き、突然の発熱や倦怠感などの
症状が特徴で、伝染性が強く症状が激しいため、風邪とは区別すべき病気です。
インフルエンザ予防には、予防接種の他、マスクの着用、人の多いところにはいかない、免疫力が落ち
ないように十分な睡眠をとる、そして「手洗い」「うがい」などがよく知られていますが、これに加えて
「口腔ケア」も大変有効です。
インフルエンザウィルスは、気道の粘膜に付着して増殖します。
本来、気道粘膜にはタンパク質の膜があるため、ウィルスが付きにくいのですが、
歯垢や舌の汚れが増えると、プロテアーゼなどの酵素がタンパク質を破壊します。
お口の細菌が増殖すると、インフルエンザになるきっかけになるのです。
ある介護施設で口腔ケアを実施したところ、インフルエンザの発症率が10分の1にまで下がったという
データがあります。
「歯磨き」、「舌磨き」が予防効果につながります!
もうすぐクリスマスや忘年会シーズン突入ですね。
年内に一度お口のクリーニングを受けて素敵な年を迎えて下さい!
院長の髙木です。11/10は玉川総合支所分庁舎に「3歳児歯科検診」にいってきました。
乳幼児の健康や発育・発達の定期的な健康診断の中で、1歳6ヶ月検診の次に行われる
検診です。歯科検診の他は身体測定、内科検診、視力・聴力検査、尿検査、保険・栄養・
心理相談などが実施されます。
歯科的にはおおむね乳歯の生えそろう大事な時期の検診であり、乳歯う蝕罹患がはっきり
疑われてくる重要な時期です。
歯の状態、歯ぐきの状態、噛み合わせの状態、お口の粘膜の状態、歯ブラシによる清掃
状態などをチェックしていきます。必要により歯磨き指導なども行われます。
この3歳児検診が終わると、各保険相談所からはハガキがこなくなりますので、定期的に
歯科医院での検診をうけていただくことをおすすめします。
乳歯が生えそろった3歳以降は歯科医院でのフッ化物塗布やシーラントによる虫歯予防が
有効です。
毎日歯ブラシを使って一生懸命磨いていても、なんだか磨きにくい、歯ブラシが当たりにくいと感じたことはありませんか?
今回ご紹介するワンタフトブラシ(one tuft brush 毛束が一つのブラシ)は、通常の歯ブラシでは磨ききれない孤立歯や叢生部位などを効果的に磨くための専用用具です。
いろいろなメーカーから発売されており、硬さもいろいろあります。
ワンタフトブラシは腹の部分の毛束をカットした形状となっているため、より深く差し込むことができ、奥面をしっかりと磨けます。
また、細かい毛束のために叢生部の引っ込んでいる部分に確実にフィットさせ、しっかりと磨くことができます。
磨き残しの多い部位すなわち、歯周ポケット、歯並びが悪い部分、矯正装置やインプラント部分、ブリッジを入れた部位、上顎前歯の裏側などの複雑な形の部分、さらには生え始めの親知らずなどの清掃にも効果的です。
予防先進国のスウェーデンではワンタフトブラシが、磨き残しを防ぐための清掃用具としてメインで使用されています。
毎日のセルフケアと歯科医院での歯科医や歯科衛生士によるプロフェッショナルケアで虫歯になってからの治療ではなく、なる前の予防に重点をおく「予防歯科」を実践していきましょう。
当院では歯科衛生士による丁寧なお口の清掃指導を行っております。
来週10/31(土)は南自由が丘商店会の秋のイベント「フェスタ de ハロウィン」が開催されます。
午後4時から7時頃まで参加する店舗にてお菓子が配布されますよ。
大型かぼちゃやイルミネーションがある店頭が目印です。
当院のとなりの「ふろーりあ」さんの駐車場で巨大かぼちゃの「重さあてクイズ」が行われますので
是非ご参加ください!
毎年200人以上のオバケの紛争をした沢山の子ども達に会えるのを楽しみにしています。
お菓子がもらえる店舗の地図は「ふろーりあ」さんで配布されます。
前回は「フッ化物」についてお話しましたが、今回はフッ素が入っていない歯磨き剤
についてです。なぜ虫歯予防効果など歯の延命保存に期待できるフッ素が入って
いないのか・・・
その理由はインプラント治療をされた方のために開発された歯磨き剤なんです。
ほとんどのインプラント体がチタンでできています。
一般の歯磨剤に含まれる低濃度フッ素(1000ppmF以下)によっても、一定の条件下
においては、チタンを腐食することがわかってきています。そのフッ素によるミクロの腐食
も、インプラント周囲炎を引き起こす原因の一つだと考えられてきました。
ただし、インプラント治療後にフィクスチャーが露出していたり、粘膜が炎症を起こしていたり、イン
プラント体に汚れが付着したりしているような場合に、炎症をそれ以上進行させないようにフッ素無配合
の歯磨き剤を使うよう配慮するといったニュアンスです。
要するにインプラント周辺で炎症を起こして感染しやすい状態ではフッ素が配合されて
いない歯磨剤を使用して、通常はフッ素の入った歯磨き剤で問題ないと考えられています。
例えば20~30歳代で、インプラント治療部位が一か所だけで、他はすべて天然歯で、若くて
露出する危険もなく、歯周病リスクもなければ、フッ素配合でも、無配合でもどちらでもよく、
反対にご年配の方などで歯周病がある、フィクスチャーが露出しているなどといった場合は
フッ素無しが推奨されているのが現状です。
インプラント歯磨きジェル「ジェルコートIP」
フッ素無配合の他、
「塩酸クロルヘキシジン(殺菌剤)による高い殺菌力」
「ビタミンE、ビタミンC、OIM加水分解コンキオリンによる歯肉退縮予防、歯肉の活性化、インプラント体の露出予防」
「研磨剤・発泡剤無配合によるインプラントの摩耗を防ぐ」などのメリット。
インプラントと天然歯が混在した方に安心しておすすめできる歯磨き剤ですね。
今回は「フッ化物」についてご説明します。
効果的なフッ化物の応用の原則は「低濃度」を「高頻度」であるといわれています
当院でも行っていますが、歯科医院では定期検診時に高濃度のフッ化物を歯面に塗布することもありますが、それだけで
は十分といえません。
低濃度・高頻度を達成するためには、家庭での継続的なフッ化物応用が大切です。
フッ化物が歯を強くするしくみについては、全身への作用と局所への作用に分けられます。
局所応用では、フッ化物は歯の表面に作用します。唾液とプラーク中に供給された低濃度のフッ化物は、脱灰を抑えて、再石灰化を促進します。
一方、全身応用では、フッ化物は血液を介して体内に取り込まれ、歯の萌出前の期間には、歯の構造の一部となり、歯質
の強化につながります。また、体に取り込まれたフッ化物は、血液から唾液を介して局所的にも作用しますが、この作用は生涯続きます。
もう少し詳しくご説明すると、1950年までは、フッ化物の作用は全身的、あるいは歯の萌出前にはたらくと信じられていました。
その後の研究により、低濃度フッ化物イオンが、歯の表面や結晶周辺に存在し、脱灰を抑制し、再石灰化を促進することが判明
しました。ただし、口腔内でその効果を発揮するためには、フッ化物イオン濃度が最低でも0.03~0.5ppmは必要と考えられています。
ところが、生理的な唾液中の濃度は0.02ppm未満です。
この足りない濃度を補うのがフッ化物応用の目的で、そのためには「低濃度」を「高頻度」に応用するのが大切です。
局所応用
1.フッ化物配合歯磨き粉
2.フッ化物洗口
3.フッ化物歯面塗布
全身作用
1.水道水フロリデーション
2.食塩・牛乳のフッ化物濃度調整
3.フッ化物錠剤、液剤(ドロップ)
「フッ化物の安全性」についてですが、フッ化物は、自然界では他の元素と化学結合し、フッ化物として地殻、土壌、海水、大気中に存在します。土壌中には280ppm、海水中には約1.3ppmのフッ化物が含まれていて、濃度の違いはあれども、地球上の水、すべての食べ物や飲み物には必ずフッ素が含まれています。
フッ化物は身近な食品にも含まれていますので参考にして下さい。
塩 25.9ppm
海草 9.1ppm
貝 2.0ppm
ビール 0.8ppm
紅茶 0.5~1.0ppm
緑茶 0.3~1.3ppm
エビ(身)0.6ppm
みそ 0.4ppm
イワシ(身)0.2ppm
牛肉 0.07ppm
砂糖 0.07ppm
みかん 0.05ppm
にんじん 0.04ppm
大根 0.04ppm
ジャガイモ 0.02ppm
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1945年にグランドラピッズで、初めて水道水フロリデーションが実施されて以来、あらゆる角度から継続的に調査・研究が積み重ねられてきました。
地球上の水の中には必ずフッ化物が含まれていますが、その濃度はまちまちです。あるとき、フッ化物濃度1ppm程度の水で暮らす地域の住民にはう蝕が少ないということが発見され、飲料水にはう蝕予防に効果的なフッ化物濃度があるとわかりました。その考えから生まれたのが、適正なフッ化物の天然水、あるいは適正な濃度になるよう浄水場で調整した水道水を利用した「水道水フロリデーション」です。2012年の報告では、米国、オーストラリア、カナダ、韓国など54か国以上、4億4000万人が、水道水フロリデーションの恩恵を受けています。
ちなみに人口の50%以上がフロリデーションの恩恵を受けている国は
シンガポール・香港 100%
ブルネイ 95%
ガボン 86%
オーストラリア 80%
マレーシア 75.5%
アイルランド 73%
イスラエル・チリ 70%
アメリカ合衆国 66%
ニュージーランド 61%
わが国では現在でも、20歳で90%以上の人がう蝕になり、80歳以上の高齢者で約30%の人が歯をすべて失っています。
QOL(生活の質)の低下の大きな要因の一つにう蝕があることは明らかです。
水道水フロリデーションのデータがこの先蓄積されていき、いつか日本でも導入されてほしいと考えています。フッ化物という有益なものを十分に利用しなかったために虫歯を発症するというのはもったいないことです。
当院でも歯科医師、歯科衛生士がくわしくフッ化物について説明しております。
また、世田谷区の検診事業のひとつとしてフッ素塗布もおこなっております。
お気軽にご相談下さい。
今年も10/11(日)・10/12(祝)の2日間「自由が丘女神まつり」が開催されましたね。
1973年に始まった女神まつりは今回で43回目の開催です。
来場者は50万人程度とされています。
どこの通りも歩けないほど混雑していました~。
ベテランのクールなジャズ演奏。「Take the ‘A’ train」は盛り上がってましたね~。
来年も楽しみですね!
毎日歯ブラシしているのに検診にいくと虫歯や歯周病があるといわれてしまう・・
実は歯ブラシだけでは歯と歯の間の歯垢(プラーク)は十分には落としきれません。
お口の中を清掃する用具で、歯ブラシ以外のものを補助的清掃用具と呼びます。
磨き残しによる細菌の繁殖をなくすため、歯ブラシとともにご使用されることをおすすめします。
補助的清掃用具には「デンタルフロス」「歯間ブラシ」「スーパーフロス」などがあります。
歯垢(プラーク)が停滞しやすい狭い歯と歯の間や歯肉溝はデンタルフロスを
使用してしっかりとケアすることでプラークコントロールはより効果的になります。
通常のデンタルフロス
デンタルフロスは、細いナイロン糸を束ねたもので、歯と歯の隙間が狭い部分に適しています。
ワックスタイプとアンワックスタイプがあります。前者は滑りがよいので使いやすく、初心者や
詰め物や被せ物が多い方に、後者はデンタルフロスでの清掃に慣れてきた方におすすめします。
デンタルフロスを入れてほつれてしまう部位は虫歯になっていたり、治療した被せ物
に隙間があることがあることがありますので一度受診をおすすめします。
使いやすいホルダー付フロス *歯肉の溝まで入れたい場合は使いにくい。
通常のデンタルフロスを通しにくいブリッジの下や矯正装置が装着された歯などにはスーパーフロス
のご使用をおすすめします。
「スタンダードタイプ」はブリッジやインプラントの部位が少ない方に向いています。
「ペリオタイプ」は歯周病の方
「ブリッジ&インプラント」はブリッジやインプラントの部位が多い方に向いています。
誰でも年齢とともに歯と歯の間は広がってきます。
とくに歯周病が進んでいくと歯肉が下がって歯と歯の間に歯垢(プラーク)が停滞しやすくなります。
歯と歯の間の隙間が大きい方は歯間ブラシの使用をおすすめします。
歯間ブラシは主にナイロンなどをワイヤーで固定した小さなブラシで、歯と歯の隙間が広い部分に適しています。
「歯間ブラシを使うと歯と歯の間が広がってしまいそう!」といわれることがありますが、そのような
ことはありません。歯間ブラシを使用することで歯肉の状態が良くなり歯と歯の間が広がることを
防ぎます。
色々なサイズがあるため無理なく入るサイズのものを選びましょう。
DENT.EX歯間ブラシ
歯と歯の隙間、歯と歯ぐきの間に、補助的清掃用具を用いてお口全体の健康を維持して下さい。
当院では国家資格を有した歯科衛生士が丁寧にお口の清掃指導を行っております。
お気軽にご相談下さい。
当院では歯科衛生士による歯肉(ガム)マッサージを行っております。
専用のジェルを使用して歯肉をマッサージします。
歯肉炎の予防になり、歯周病にかかっている方や、喫煙されている方には特に
おすすめします。
歯周病にかかっている方や喫煙習慣がある方は歯肉の血流が不良になっています。
歯肉をマッサージし、血流を良くすることで、ツヤのある健康な歯肉へと導きます。
マッサージですので痛みはありません。
PMTCとセットで受けていただくとより予防効果が高くなります。
専用ジェル「AMORA」。費用は2160円(税込)です。お気軽にスタッフにお尋ねください。
夏期休診日のお知らせです。
8/10(月)~8/15(土)まで休診とさせていただきます。
8/17(月)より通常診療となります。
ご迷惑をお掛けしますが何卒ご理解賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
髙木歯科自由が丘クリニック